飼料用米の保存状態が豚の発育および肉質に及ぼす影響

飼料用米の保存状態が豚の発育および肉質に及ぼす影響

レコードナンバー921425論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011336NACSIS書誌IDAA11644791
著者名松本 千明
細野 真司
江森 格
福島 達哉
高橋 圭二
書誌名千葉県畜産総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Chiba Prefectural Livestock Research Center
別誌名千葉畜セ研報
発行元千葉県畜産総合研究センター
巻号,ページ17号, p.9-17(2017-11)ISSN13469746
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抄録飼料用米の保存状態の違いが、給与した豚の発育成績、枝肉成績、肉質成績に与える影響について調査した。2年間籾の状態で常温保存した飼料用米を離乳以降出荷までの全期間をとおしてトウモロコシの全量代替した給与試験と、1年間玄米および籾の状態で常温保存した飼料用米を肥育後期にトウモロコシの全量代替した給与試験を行った。2年間籾の状態で常温保存した飼料用米は、新米に比べ脂質の酸化の指標である過酸化物価とカルボニル価が高く品質の低下が進んでいたが、離乳期以降の全期間を通して粉砕玄米に加工し給与した場合、発育成績、枝肉成績、肉質成績は新米を給与した区やトウモロコシ主体の飼料を給与した対照区と比較して影響がない事が示された。背脂肪内層の脂肪酸組成は、2年間籾の状態で常温保存した飼料用米も新米を給与した区も、対照区に比べ一価不飽和脂肪酸の割合が高くて多価不飽和脂肪酸の割合が低く、保存状態の異なる飼料用米でも組成には差が認められなかった。1年間玄米および籾の状態で常温保存した飼料用米を肥育後期豚に給与した試験での発育成績と肉質成績は、籾で1年間常温保存した飼料用米を給与した区や、新米区、対照区と比較して差がなく、枝肉成績は背脂肪厚が薄い傾向にあるが、有意差は認められなかった。新米配合飼料と古米配合飼料(籾で2年間常温保存した玄米を使用)の豚の嗜好性を調査した試験では、古米配合飼料が新米配合飼料よりも摂取量が多い結果となり、古米は新米に比較して嗜好性に影響がないことが示された。以上の結果から、籾の状態で2年間または玄米の状態で1年間常温保存した飼料用米を給与しても豚の発育成績、枝肉成績、肉質成績に影響のないことが示された。
索引語飼料用米;給与;状態;影響;常温保存;籾;豚;新米;発育成績;枝肉成績
引用文献数12
登録日2018年07月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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