トマト育苗における出芽揃いに及ぼす培地の物理性およびセルトレイ内の水分分布の影響

トマト育苗における出芽揃いに及ぼす培地の物理性およびセルトレイ内の水分分布の影響

レコードナンバー921633論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004168NACSIS書誌IDAA11608561
著者名中山 正和
切岩 祥和
鈴木 克己
糠谷 明
書誌名園芸学研究
別誌名Horticultural research (Japan)
発行元園芸学会
巻号,ページ17巻・ 2号, p.161-170(2018-04)ISSN13472658
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抄録トマトの出芽の均一性を高めるためにトマト‘CF桃太郎ヨーク’を用い,培地の物理性および水分状態がトマトの発芽率および出芽率に及ぼす影響について調査した。実験1では,128穴セルトレイにピートモス主体の市販培地を仮比重0.12(PM/粗),0.15(PM/密),ロックウール細粒綿を仮比重0.14(RW/粗),0.28(RW/密)となるよう充填し,灌水量を変えて播種4日後の出芽率を調査したところ,最高出芽率となったpFはPM/粗,PM/密,RW/粗,RW/密でそれぞれ1.53,1.48,1.37,1.58だった。実験2では,種子周辺の培地含水率が発芽に及ぼす影響を調査するために,深さ5mmのシャーレに播種し24hごとに発芽を調査したところ,発芽は24~48h後に開始し播種72h後の発芽率は,PM/粗ではpF1.23~3.06の範囲で,PM/密ではpF1.17~3.20,RW/粗ではpF0.85~1.46,RW/密ではpF1.40~1.87の範囲で90%を超えた。実験3ではセルトレイ内を上層(深さ0~1cm),中層(深さ1~2cm),下層(深さ2~5cm)とし灌水量の違いによる水分分布を灌水1,48h後に調査した。いずれの培地も粗では灌水量に係らず灌水1h後のpFは実験2で出芽率90%を超えた範囲だった。実験1で出芽率が最大となった時のpFを実験3の結果で対応する灌水48h後のセル内の水分分布と比較すると,それぞれPM/粗はpF1.47~1.65,PM/密はpF1.32~1.64,RW/粗はpF1.07~1.35だった。出芽率を高めるには,培地上層は発芽に必要な水分を供給し,中・下層は根の伸長を抑制しないようpF1.4~1.6程度に維持することが望ましいと考えられた。
索引語粗;培地;灌水量;F1;調査;出芽率;発芽;影響;下層;実験
引用文献数21
登録日2018年07月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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