光学異性体選択的乳酸資化性菌を用いたDL混合乳酸からの高光学純度D-乳酸の調製

光学異性体選択的乳酸資化性菌を用いたDL混合乳酸からの高光学純度D-乳酸の調製

レコードナンバー921792論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016464NACSIS書誌IDAA11178236
著者名本間 裕人
鈴木 三知代
徳田 宏晴
中西 載慶
書誌名日本食品保蔵科学会誌
別誌名日本食品保蔵科学会誌
発行元日本食品保蔵科学会
巻号,ページ44巻・ 2号, p.79-85(2018-03)ISSN13441213
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抄録高光学純度乳酸の調製を目的として,乳酸光学異性体のどちらか一方を特異的に資化する乳酸資化性菌の検索を行った。土壌などから計57株の乳酸資化性菌を分離し,乳酸光学異性体の資化特性を検討したところ,5株のL-乳酸優先資化生菌と10株のD-乳酸優先資化性菌を得ることができた。この中でLAAM001株は得られたD-乳酸の光学純度が高く(94.0%),D-乳酸残存率も高いため(67.9%),目的とするバイオプロセスの構築に最も適した菌と考えられた。そこで常法に従い同定を行ったところPichia manshuricaと同定された。P. manshuricaの他の株についても同様に乳酸資化性を調べたところ,P. manshuricaは全ての株においてL-乳酸を優先的に資化していたが,その中でもLAAM001株は特にその性質が顕著な株であることが示された。LAAM001株の培養条件を調べたところ,至適温度は30℃~35℃,至適pHは3.8であった。そこでLAAM001株を用いて乳酸菌の培養液から夾雑するL-乳酸を除去し,高光学純度D-乳酸を調製することを試みた。その結果,培養48時間後にはL-乳酸濃度はHPLCで検出できない程低下しており,9.72g/lの極めて光学純度の高いD-乳酸を得ることができた。
索引語乳酸;株;manshurica;LAAM001株;調製;資化;光学純度;乳酸光学異性体;乳酸資化性菌;一方
引用文献数15
登録日2018年07月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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