水凍結乾燥法を用いた淡水産微小生物のSEM試料作製と観察(1)

水凍結乾燥法を用いた淡水産微小生物のSEM試料作製と観察(1)

レコードナンバー922274論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016414NACSIS書誌IDAN0024866X
論文副題藍藻類
著者名桑田 正彦
田中 和明
鈴木 武雄
戸田 龍樹
名取 則明
書誌名陸水學雜誌
別誌名Japanese journal of limnology
発行元日本陸水學會
巻号,ページ79巻・ 2号, p.101-108(2018-05)ISSN00215104
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抄録SEMを使用した微小生物の形態観察は,試料作製に使用する化学薬品によって微細構造が変形し,しばしば識別を困難にする。水凍結乾燥法は化学薬品を使用しないSEM試料作製が可能な唯一の方法である。藍藻類にこの方法を使用して,あらかじめグルタールアルデヒド固定を行った場合と固定しない場合の結果を比較した。また,割断した試料の内部構造を観察した。その結果,多くの種において化学固定を行わなくても表面形状及び内部構造がよく保存されることが確認され,Oscillatoria属のチラコイドやMicrocystis属のガス胞などの細胞内部構造が従来法よりも短時間で観察することができた。Microcystis aeruginosaやMicrocystis viridisにおいては,粘質鞘が隔壁で区分けされ,その中に1~2個の細胞を含んだ構造が観察された。水凍結乾燥法の試料作製時間は約1時間である。この方法は微細構造の保存性において優れているのみでなく,従来法と比較して簡単で安全に試料作製が可能な方法である。
索引語使用;方法;水凍結乾燥法;固定;構造;属;観察;SEM試料作製;藍藻類;試料作製
引用文献数11
登録日2018年08月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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