沖縄地域における播種期の違いがヒマワリ6品種の生長および収量特性に与える影響

沖縄地域における播種期の違いがヒマワリ6品種の生長および収量特性に与える影響

レコードナンバー922338論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名寳川 拓生
薮田 伸
渡邉 健太
川満 芳信
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ87巻・ 3号, p.223-232(2018-07)ISSN00111848
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抄録亜熱帯の沖縄において,ヒマワリは観賞利用されているが,油糧生産を目的とした品種や播種期に関しては不明な点が多い。そこで,油糧用ヒマワリを6品種供試して4作栽培し,生育および収量特性を明らかにし,最適播種期および品種特性を検討した。発芽から開花までの有効積算温度は,短日の秋冬播きでやや低い傾向があり,1000-1100℃日が上限で,開花までの日数は気温による強い支配が認められた。沖縄は年間を通じて10℃を下回ることなく温暖であり,周年的にヒマワリの生育が可能であることが示されたが,7月から10月は台風接近の可能性が高く,本実験の春夏播きのように特に頭花の重くなる開花期以降の被害が懸念される。子実収量が得られた秋冬播きの結果から,開花前の個体群成長速度(CGR)だけでなく,開花期に乾物重が重く,開花後のCGRを高く維持することで高い子実収量が得られると推察された。台風害により収穫に至らなかった春夏播きの結果を見ると,秋冬播きに比べ開花時の乾物重が低く,生育期間中の気温も高いため,稔実子実数が低く,子実収量も低いことが推察された。従って,沖縄における子実収穫を目的とした油糧用ヒマワリの播種期は,台風および開花までの有効積算温度を考慮し,10月上旬から2月上旬が適していると考えられた。これらの播種期では,感光性が高く低温でも開花が早く,また,開花後のCGRも高い品種を用いることで,それぞれ300,110kg 10a-1の高い子実および油脂収量が得られることが明らかとなった。
索引語播種期;開花;沖縄;秋冬播き;子実収量;収量特性;ヒマワリ;品種;生育;油糧用ヒマワリ
引用文献数27
登録日2018年10月02日
収録データベースJASI, AGROLib

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