有機栽培水稲における目標生育と生育診断に基づく追肥の評価

有機栽培水稲における目標生育と生育診断に基づく追肥の評価

レコードナンバー922340論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名金田 吉弘
西田 瑞彦
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ87巻・ 3号, p.242-249(2018-07)ISSN00111848
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抄録有機栽培水稲において,収量550~600g m-2を目指す目標生育を設定した。また,有機肥料の窒素肥効率と窒素無機化特性を明らかにし,生育診断による追肥が収量に及ぼす影響を検証した。その結果,有機栽培の茎数はいずれの時期においても慣行栽培に比べて少なく推移するものの有効茎歩合が高い生育となり穂数はほぼ同等であった。有機栽培の葉色値は7月上旬までの生育初期は慣行栽培に比べて低いが,幼穂形成期以降は慣行栽培を上回った。5種類の有機肥料の窒素肥効率は,約40から80%で平均では69%であった。反応速度論的手法により求めた有機肥料の窒素無機化率は約20から60%であり,窒素肥効率との間には有意な正の相関が認められた。生育診断に基づき追肥を実施した結果,ほぼ目標値に近い穂数と葉色値に接近し,550~600g m-2の目標収量が得られた。以上のことから,有機栽培水稲において,目標生育と生育診断に基づく追肥により550~600g m-2の収量が得られることが明らかになった。
索引語窒素肥効率;生育診断;追肥;有機栽培水稲;目標生育;有機肥料;慣行栽培;収量;有機栽培;葉色値
引用文献数25
登録日2018年10月02日
収録データベースJASI, AGROLib

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