本州中部の温帯河川に定着したフクドジョウBarbatula oreasの繁殖特性

本州中部の温帯河川に定着したフクドジョウBarbatula oreasの繁殖特性

レコードナンバー922432論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008678NACSIS書誌IDAN00124667
著者名畠山 類
北野 忠
書誌名水産増殖 = The aquiculture
別誌名Aquacult. Sci.
Aquaculture Science
Suisanzoshoku
発行元水産増殖談話会
巻号,ページ66巻・ 2号, p.123-131(2018-06)ISSN03714217
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抄録神奈川県・金目川に定着した北海道原産のフクドジョウBarbatula oreasについて繁殖特性を調べた。雄ではGSIの季節変化が不明瞭で,精液の出る個体が周年認められた。雌ではGSIが季節的に変化し,3~4月に高く,7~8月に低かった。卵巣の成熟段階は3相に分けられ(卵黄蓄積相,成熟相,休止相),産卵期の特徴を示す成熟相の卵巣は3~7月に認められた。排卵後濾胞は満1歳と推定される体長100mm以下の個体でも認められ,孵化の翌年には成熟すると判断された。第一卵群の卵母細胞数は1,049~10,671で,体長増加に伴い累乗関数的に増加した。卵巣への卵黄蓄積は幅広い水温と日長の条件下(7.5~20.8℃,9h47min~14h33min)で進み,産卵期の開始は産卵適水温(10.2~18.5℃)への移行により起こると考えられた。満1歳で成熟する本個体群は,自然分布域の個体群に比較して高い内的自然増加率を持つと考えられた。
索引語GSI;産卵期;卵巣;定着;繁殖特性;oreas;成熟;個体;成熟相;周年
引用文献数34
登録日2018年10月02日
収録データベースJASI, AGROLib

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