まき網で漁獲されるマサバの胃内容物分析における誤飲物の評価

まき網で漁獲されるマサバの胃内容物分析における誤飲物の評価

レコードナンバー922676論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20015015NACSIS書誌IDAN10063434
著者名多賀 真
山下 洋
書誌名水産海洋研究
別誌名Bulletin of the Japanese Society of Fisheries Oceanography
発行元水産海洋学会
巻号,ページ82巻・ 3号, p.121-126(2018-08)ISSN09161562
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抄録マサバは生時にはその全身が鱗と粘液に覆われるが,まき網では漁獲時にこれらが脱落し誤飲されることによって,胃内容物分析結果が正確でない可能性が指摘されている。そこで本研究では,誤飲の影響がほとんどないと考えられる釣獲によって得たマサバと,まき網で漁獲されたマサバの胃内容物を比較した。その結果,まき網では99個体中90個体(90.9%)から誤飲物と考えられる鱗や粘液状内容物が出現したが,釣獲ではこれらはほとんど出現しなかった(8.3%)。まき網で漁獲されたマサバの胃に含まれた鱗がさば属の鱗の特徴を示し,胃内容物重量指数は,誤飲物を含む重量で比較するとまき網標本で有意に高かったが,誤飲物を除くと差はわずかであった。以上から,鱗や粘液状内容物は漁獲時の誤飲物であると判断された。まき網で漁獲されたマサバの胃内容物分析において,誤飲物による影響は大きいと推定され,これらを除いた分析を行うことが求められる。
索引語まき網;マサバ;誤飲物;これら;鱗;漁獲;胃内容物分析;誤飲;影響;釣獲
引用文献数15
登録日2018年10月18日
収録データベースJASI

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