耕作放棄地放牧実施圃場におけるライムギ(Secale cereale L.)を用いた放牧延長

耕作放棄地放牧実施圃場におけるライムギ(Secale cereale L.)を用いた放牧延長

レコードナンバー923203論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20564053NACSIS書誌IDAA12818741
著者名平野 清
中神 弘詞
中尾 誠司
進藤 和政
井出 保行
書誌名農研機構研究報告. 畜産研究部門 = Bulletin of the NARO. Livestock and Grassland Science
発行元農業・食品産業技術総合研究機構畜産研究部門
巻号,ページ18号, p.27-34(2018-03)ISSN24326658
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抄録本研究ではライムギを用いた放牧期間の延長技術を評価するため,耕作放棄地放牧を行っている生産現場において実証試験を行った。栃木県茂木町の耕作放棄地へ7月から8月に黒毛和種繁殖牛を放牧し,野草を食べ尽くさせた後,8月下旬から9月上旬にかけてライムギ草地を造成し,10/20頃から放牧を行った。ライムギを用いた放牧期間(放牧頭数/面積)は,2014年度で84日間(3頭/65a),2015年度で85日間(7頭/130a)であった。放牧期間中におけるライムギの乾物重は,2014年度は開始時(10/19)の290kgDM/10aから終了時(1/12)の519kgDM/10aへ,2015年は開始時(10/21)の260kgDM/10aから終了時(1/13)の521kgDM/10aへ,それぞれ増加した。放牧期間中におけるライムギのTDN含量,CP含量はそれぞれ平均で53.8%,8.4%で,供試牛の平均日増体量は0.28kg/日であった。本試験では,栃木県茂木町において耕作放棄地へ造成したライムギ草地を放牧に供することで放牧期間を10月下旬から1月中旬まで延長できることが実証された。期間中の牧養力は2年平均で424頭・日/haであったことから,1haで黒毛和種繁殖牛5頭を85日間放牧出来ると算出された。なお,本放牧期間において,妊娠中期までの黒毛和種繁殖牛はライムギのみで飼養可能であるが,妊娠末期の黒毛和種繁殖牛には11月以降にライムギのTDN含量,CP含量ともに要求量を下回るため,補助飼料の給与が必要であると考えられた。
索引語ライムギ;放牧期間;放牧;黒毛和種繁殖牛;耕作放棄地;ライムギ草地;造成;TDN含量;2015年;供試牛
引用文献数13
登録日2019年01月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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