煎茶,かぶせ茶,抹茶および粉末茶向け緑茶用新品種‘せいめい’

煎茶,かぶせ茶,抹茶および粉末茶向け緑茶用新品種‘せいめい’

レコードナンバー923415論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20551387NACSIS書誌IDAA12778884
著者名吉田 克志
根角 厚司
荻野 暁子
谷口 郁也
佐波 哲次
萬屋 宏
堀江 秀樹
田中 淳一
武田 善行
岡本 毅
武弓 利雄
大前 英
松永 明子
吉冨 均
書誌名農研機構研究報告. 果樹茶業研究部門 = Bulletin of the NARO Fruit Tree and Tea Science
別誌名農研機構研究報告果樹茶業研究部門報告
Bull. NARO, Fruit Tree & Tea Sci
発行元農研機構果樹茶業研究部門
巻号,ページ2号, p.61-81(2018-03)ISSN24326631
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抄録‘せいめい’は農研機構枕崎茶業研究拠点において,1992年に‘ふうしゅん’を種子親,‘さえみどり’を花粉親として交配したF1実生群から選抜,育成された品種であり,2017年1月30日に品種登録出願公表された。‘せいめい’は系適試験で‘やぶきた’より収量・製茶品質に優れ,農食事業26099Cで被覆適性ならびに抹茶および粉末茶適性が確認された。‘せいめい’の特性概要は下記の通りである。1. 育成地における一番茶萌芽期は,‘やぶきた’より7日早く,摘採日は5日早いやや早生品種である。2. 樹勢はやや強,樹姿は直立~やや直立で,分枝は中~やや密,新芽の1m2当たりの芽数は‘やぶきた’より多い。3. 育成地における収量は全茶期で‘さえみどり’と‘やぶきた’より多く,系適試験および県単試験における収量も同様の傾向である。4. 炭疽病,輪斑病,赤焼病,もち病の発生は‘やぶきた’より少なく,病害抵抗性は中以上であるが,クワシロカイガラムシには感受性である。また,耐寒性は‘さえみどり’より強く,‘やぶきた’並である。5. 育成地における製茶品質は全茶期を通じて,‘さえみどり’と‘やぶきた’より優れる。系適・県単試験における製茶品質と収量は,茶期にかかわらず,比較品種より優れる試験地が多い。6. 荒茶の化学成分含量は,‘やぶきた’より全窒素,遊離アミノ酸が多く,タンニンは‘さえみどり’並に少ない。7. ‘せいめい’は被覆時の収量・品質が‘やぶきた’より優れ,また,粉末茶や抹茶に加工した場合,‘やぶきた’より色合い,滋味に優れる。8. 栽培適地は関東以南であり,‘やぶきた’が栽培可能な主要茶産地で栽培できる。ただし,他の品種と同様に,幼木期は冬期の防風・防寒対策が必要である。
索引語やぶきた;せいめ;さえみどり;収量;抹茶;全茶期;製茶品質;育成地;かぶせ茶;品種
引用文献数16
登録日2019年01月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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