雑草木による樹冠被圧がカラマツ植栽木の生残および初期成長に及ぼす影響

雑草木による樹冠被圧がカラマツ植栽木の生残および初期成長に及ぼす影響

レコードナンバー925526論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20018854NACSIS書誌IDAA12003078
著者名原山 尚徳
津山 幾太郎
倉本 惠生
上村 章
北尾 光俊
韓 慶民
山田 健
佐々木 尚三
書誌名日本森林学会誌
別誌名日林誌
J. Jpn. For. Soc.
発行元日本森林学会
巻号,ページ100巻・ 5号, p.158-164(2018-10)ISSN13498509
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抄録カラマツ植栽木の生残や初期成長に対する,雑草木による樹冠被圧の影響を明らかにするため,裸普通苗,裸大苗およびコンテナ苗を植栽したカラマツ再造林地で,植栽から3年間,合計288本の植栽木の樹高,直径,樹冠被圧状態を調査した。雑草木からの樹冠被圧は3年とも低い順に裸大苗,裸普通苗,コンテナ苗であり,植栽時の苗高の違いを反映していた。下刈りした植栽当年では,生存率は樹冠被圧状態に影響を受けず,樹高成長は植栽木の樹冠が完全に雑草木に覆われたときのみ低下した。無下刈りとした2,3年目では,生存率は樹冠表面積が75%以上被圧された場合,樹高成長は50%以上被圧された場合に有意に低下した。樹冠被圧影響を加味した植栽3年間の生残,成長の最適モデルから,雑草木の種類や苗種によらず,植栽から3年間樹冠表面積が75%以上被圧されると,植栽3年後の生存率は約6割に減少し,樹高が91~100cm低くなると試算された。これらの結果から,カラマツは雑草木からの被圧の影響を受けやすく,雑草木の被圧を樹冠表面積の75%より低く保つ様に下刈りする必要があり,大苗の植栽は下刈り費用削減に有効であることが示唆された。
索引語雑草木;被圧;植栽;影響;カラマツ植栽木;初期成長;樹冠被圧;生残;裸普通苗;植栽木
引用文献数39
登録日2019年04月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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