農業政策の裁量的政策形成と法的妥当性

農業政策の裁量的政策形成と法的妥当性

レコードナンバー925552論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015633NACSIS書誌IDAN00200867
論文副題農政論としての法律と裁量の視座
著者名小嶋 大造
書誌名農業經濟研究
別誌名農業経済研究
Journal of rural economics
Nōgyō keizai kenkyū
発行元岩波書店
巻号,ページ90巻・ 2号, p.126-143(2018-09)ISSN03873234
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抄録本稿では,公法学の理論を用いて,法律と裁量を分析視座に,農業政策の裁量的な政策形成の仕組みや,基本法からみた裁量的な農業政策の法的妥当性について,旧基本法以来の主要施策をトレースしながら検討する。旧基本法下の農業政策では,米生産調整や農業構造改善事業を中心に,根拠法をもたない予算措置と,法的作用をもつ通達とが組み合わされる形で,基本法の枠組を逸脱した行政裁量を可能とする仕組みが形成された。これが,今日まで続く裁量的な政策形成の基本形であり,実際,旧基本法と政策との間に齟齬をきたすこととなった。新基本法以降においては,例えば,(1)担い手対策において基本法の規定と衝突するケース,(2)米生産調整(飼料用米拡大)において基本法の想定と逆行するケース,(3)農業農村整備事業において基本法の守備範囲をこえるケースがみられた。今後,行政裁量に対する統制のあり方が問われて然るべきである。
索引語基本法;農業政策;ケース;裁量;法的妥当性;法律;政策形成;仕組み;米生産調整;行政裁量
引用文献数36
登録日2019年04月18日
収録データベースJASI

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