岡山県北部の長期積雪地域における被覆尿素を用いたニンニクの全量基肥栽培

岡山県北部の長期積雪地域における被覆尿素を用いたニンニクの全量基肥栽培

レコードナンバー925584論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20039517NACSIS書誌IDAA12515637
著者名佐野 大樹
岸本 直樹
森本 泰史
書誌名岡山県農林水産総合センター農業研究所研究報告 = Bulletin of the Research Institute for Agriculture Okayama Prefectural Technology Center for Agriculture, Forestry, and Fisheries
発行元岡山県農林水産総合センター農業研究所
巻号,ページ5号, p.31-37(2014-12)ISSN21858039
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抄録岡山県北部の長期積雪地域で,被覆尿素からの窒素の溶出パターンを考慮したニンニクの全量基肥栽培を検討した。被覆尿素は溶出期間30日型を2か年,同40日型を1か年用い,リニア溶出タイプの被覆尿素0.4kg-N/a及びシグモイド溶出タイプの被覆尿素1.4kg-N/a,尿素0.7kg-N/aを定植前に全層施用した。溶出期間が30日型の被覆尿素で施用した窒素は,積雪が始まる12月までに約20%,融雪期の3月下旬までに約60~80%,生育量がほぼ最大となる抽苔開始期の5月下旬までにほぼ全量が溶出していると推定された。溶出期間が40日型の被覆尿素で施用した窒素は,12月までに約10%,3月下旬までに約40%,5月下旬までに約80%が溶出していると推定された。ニンニクの生育は,溶出期間30日型あるいは40日型の被覆尿素を用いても,慣行のIB化成肥料を基肥施用し4月に追肥を行う施肥体系とほぼ同等に推移し,収穫時に同等の新鮮1球重が得られた。窒素施用量を2.5kg-N/aから3.0kg-N/aに増やしても,生育差や1球重の増加は認められなかった。以上の結果から,本地域におけるニンニクの全量基肥栽培では,溶出期間30日型あるいは40日型の被覆尿素を主体に窒素を2.5kg-N/a施用することにより,追肥作業が省略でき,慣行施肥と同等の生育及び1球重を得られると考えられた。
索引語被覆尿素;全量基肥栽培;40日型;ニンニク;窒素;溶出期間;溶出期間30日型;溶出;岡山県北部;長期積雪地域
引用文献数18
登録日2019年04月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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