有明海佐賀県海域における赤潮研究

有明海佐賀県海域における赤潮研究

レコードナンバー925703論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012373NACSIS書誌IDAN10412839
論文副題現状と課題
著者名松原 賢
書誌名佐賀県有明水産振興センター研究報告 = Bulletin of Saga Prefectural Ariake Fisheries Research and Development Center
別誌名Bull. Saga Prefect. Ariake Fish. Res. Dev. Cent.
佐有水試研報
発行元佐賀県有明水産振興センター
巻号,ページ28号, p.129-133(2017-03)ISSN09191143
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抄録有明海奥部では,ラフィド藻類のChattonella属の赤潮に伴う天然魚介類のへい死や珪藻類のAsteroplanus karianusおよびEucampia zodiacusの赤潮によるノリの色落ち被害が問題となっている。これらの生物の出現動態や発生予察技術に関する調査・研究についてこれまでの成果を概説した。複数年にわたる現場観測の結果,Chattonella属の初期増殖期における珪藻類の多寡がその後の赤潮の発生に影響を与えうることが示唆された。また,佐賀市の5月下旬の日射量,7月上旬の降水量および日射量を独立変数とする判別関数により,赤潮の発生・非発生が予察可能となった。A. karianusの出現動態には特徴的なパターンが見いだされ,塩田川河口域の水温が10℃を下回った後の初めての大潮期に続く小潮期にブルームがピークに達することが明らかになった。この成果により,塩田川河口域の水温と潮汐をモニタリングすることで,A. karianusのブルームピークの予察が可能となった。播磨灘における先行研究で,E. zodiacusの頂軸長は秋季に最大で夏季に向かい縮小するという特徴的なパターンが見いだされ,発生予察に応用されている。有明海奥部においても播磨灘と同様の変動パターンが確認され,先行研究とは異なる新たな発生予察法に応用できる可能性が示された。
索引語赤潮;zodiacus;karianus;発生;パターン;有明海奥部;Chattonella属;珪藻類;出現動態;成果
引用文献数28
登録日2019年04月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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