中空糸型精密ろ過膜を用いた食品中細菌の自動濃縮装置の開発

中空糸型精密ろ過膜を用いた食品中細菌の自動濃縮装置の開発

レコードナンバー926048論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012295NACSIS書誌IDAN10467499
著者名種田 明子
金政 真
書誌名日本食品科学工学会誌
別誌名日本食品科学工学会誌
発行元日本食品科学工学会
巻号,ページ65巻・ 12号, p.583-591(2018-12)ISSN1341027X
全文表示PDFファイル (1533KB) 
抄録2種のフィルタモジュールを備えた食品細菌検査試料液前処理用の細菌自動濃縮装置試作機を作製した。この濃縮装置は,卓上型のコンパクトな装置で,大腸菌を添加した各種食品試料懸濁液を処理し,大腸菌濃度を4倍から47倍にした濃縮液を得ることができた。大腸菌を添加した除菌キャベツ懸濁液では,20mLから100mLを処理して2mLの濃縮液が得られた。大腸菌の回収率は90%前後と良好で,大腸菌濃縮度9.55から47の濃縮液であった。0.5CFU/mLから2.6×10 4CFU/mLの大腸菌を添加した懸濁液100mLの50倍濃縮処理では,大腸菌の定量的な濃縮が可能であった。白菜浅漬け,わかめ,茹でさば,茹でいか,茹で牛肉,茹で鶏肉,ハム,炒りごまおよびポテトサラダの懸濁液を用いて,濃縮装置を試験した。各試料懸濁液を10mL又は20mL処理して2mLの濃縮液が得られたとき,10 4CFU/mL添加した大腸菌の回収率は82.3%から99.8%と良好で,大腸菌濃縮度4.23から9.98に濃縮することができた。これらの試験は,同一調製の試料液で繰り返し3回濃縮処理を行ったものであったが,濃縮液の大腸菌濃度の変動係数は,0.088以下であった。本濃縮装置は,簡便な操作による自動運転で,大腸菌添加各種食品試料懸濁液を処理して,大腸菌生菌数の精度良い定量的な濃縮が可能な装置であった。
索引語大腸菌;濃縮液;濃縮;装置;処理;添加;濃縮装置;大腸菌濃度;回収率;試験
引用文献数14
登録日2019年05月27日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat