リジン,トレオニンおよびメチオニン強化飼料の給与が暑熱環境下の肥育豚の飼養成績に及ぼす影響

リジン,トレオニンおよびメチオニン強化飼料の給与が暑熱環境下の肥育豚の飼養成績に及ぼす影響

レコードナンバー926053論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011654NACSIS書誌IDAN10202971
著者名松本 光史
高木 勇治
井上 寛暁
山崎 信
村上 斉
高田 良三
書誌名日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science
発行元日本養豚学会
巻号,ページ55巻・ 4号, p.131-141(2018-12)ISSN0913882X
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抄録暑熱環境下の肥育後期豚の飼養成績低下を軽減することを目的に,アミノ酸を強化した飼料による2つの実験を行った。実験1では飼料中リジン含量を要求量の100%(Lys100区),150%(Lys150区)および200%(Lys200区)にした3試験区を設け,5週間にわたる暑熱期の飼養試験を行った。実験2では飼料中リジン含量を要求量の100%(Lys100区),200%(Lys200区)およびリジン200%に対するトレオニン,メチオニンの含量が理想パターンになるようにこれらのアミノ酸を添加(Lys200TM区)した3試験区を設け,4週間にわたる暑熱期の飼養試験を行った。実験1では,飼料摂取量に有意差は認められなかったが,Lys200区の値が最も高くなった。日増体量はLys100区に対してLys200区で有意(P<0.05)に高い値を示した。飼料効率は試験区間で有意な差は認められなかったが,Lys200区で高い値を示した。血しょう中遊離アミノ酸濃度は,リジンを添加したLys150区,Lys200区でLys100区に対してリジン濃度は高くなったが,逆にトレオニン,アルギニン,ヒスチジンは低くなった。酸化ストレスマーカーとして測定した全血中GPx,血球中SOD,および筋肉中TBARSはいずれも試験区間に差は認められなかった。実験2では,飼料摂取量には試験区間で違いは見られなかった。日増体量に有意差は認められないもののLys200TM区はLys100区よりも高い値を示した。飼料効率はLys200TM区がLys100区に対して有意(P<0.05)に高くなった。血しょう中遊離アミノ酸濃度は,実験1でリジン添加に伴って低下したトレオニン,アルギニン,ヒスチジン濃度は実験2ではそのような反応は認められなかった。以上より,暑熱環境下の肥育後期豚にリジン,トレオニン,メチオニンを要求量の2倍の含量になるように添加して給与することで飼養成績が改善されることが明らかとなった。
索引語トレオニン;Lys100区;リジン;値;暑熱環境下;暑熱期;含量;差;添加;要求量
引用文献数25
登録日2019年05月27日
収録データベースJASI, AGROLib

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