家禽の真菌症の病理

家禽の真菌症の病理

レコードナンバー926828論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011607NACSIS書誌IDAN0007252X
著者名山本 佑
書誌名鶏病研究会報
別誌名Journal of the Japanese Society on Poultry Diseases
鶏病研究会報
巻号,ページ54巻・ 4号, p.166-172(2019-02)ISSN0285709X
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抄録鳥類において真菌症は発生頻度の高い感染症である。鳥類の真菌症は多くが日和見感染で,鳥の健康状態が悪化した場合や抵抗力の低い幼鳥に発生しやすい。哺乳類の真菌症と比較すると,鳥類の真菌症の原因となる菌種は少ない。鶏ではアスペルギルス症とカンジダ症が発生しやすい。アスペルギルス症の一般的な病型は,胞子を吸入することに始まる呼吸器感染症であり,罹患した鶏の肺や気嚢に黄白色結節がみられることが多い。病理組織検査では,病巣において隔壁と分岐構造を持つ糸状菌が観察される。カンジダ症は,体内常在菌が過剰に増殖し組織傷害を起こすものである。一般的に上部消化管の粘膜が罹患し,重症例では白色苔状の肉眼病変を生じる。組織学的に,カンジダ症では粘膜の病巣に酵母と菌糸様構造物の両者が観察される。鶏において接合菌症はまれである。真菌症を診断する際は,病理検査と培養検査の結果を照合することで高い診断精度が期待できる。
索引語真菌症;鳥類;鶏;カンジダ症;発生;アスペルギルス症;罹患;病巣;観察;粘膜
引用文献数76
登録日2019年07月10日
収録データベースJASI

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