樹皮の放射性Cs濃度の簡易推定手法の検討とスギ材部の汚染状況調査

樹皮の放射性Cs濃度の簡易推定手法の検討とスギ材部の汚染状況調査

レコードナンバー927041論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20037564NACSIS書誌IDAA12417230
著者名小川 秀樹
櫻井 哲史
吉田 博久
書誌名福島県林業研究センター研究報告 = Bulletin of the Fukushima Prefectural Forestry Research Centre
別誌名福島林研研報
Bull. Fukushima Pref. Forestry Res. Ctr.
発行元福島県林業研究センター
巻号,ページ51号, p.1-20(2019-03)ISSN13471406
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抄録福島第一原子力発電所事故由来の放射性Csにより汚染されたスギを安全に利用するにあたって製材時に廃棄物となる樹皮の取り扱いと、木材として利用する材部の汚染状況が課題となっている。汚染レベルの高いスギ樹皮が森林から搬出されるのを防ぐために、樹皮の放射性Cs濃度を森林内で簡易的に推定する方法を検討した。2017年に樹皮表面のβ線をGM管式サーベイメータで計数率を計測し、計測部分の樹皮の放射性Cs濃度を測定した。その結果、樹皮のβ線の計数率と放射性Cs濃度には相関が認められた。この結果から、伐採時のスクリーニング等に本手法が利用できると考えられた。次に、材部の汚染状況に関する基礎的情報として、同一森林におけるスギ材部の放射性Cs濃度の個体差を調査した。福島県内の2カ所の林分において2013年3月に54本を、2015年12月に54本を伐倒し、地上高1mの高さにおける辺材と心材の137Cs濃度を測定した。その結果から、それぞれの林分における辺材と心材の137Cs濃度のヒストグラムや変動係数を明らかにした。さらに個体差の影響を除外してスギ材部の137Cs濃度の推移を明らかにするため、成長錐を用いて同一木から継続的にサンプリングする方法を試みた。県内4カ所の調査地に合計15本の標準木を設置し、2012年より年1回成長錐を利用して辺材と心材の137Cs濃を測定した。その結果、スギでは辺材濃度>心材濃度の関係から、心材濃度>辺材濃度の関係に年々推移したことが明らかとなった。
索引語樹皮;放射性Cs濃度;利用;スギ材部;54本;辺材;心材;測定;137Cs濃度;検討
引用文献数3
登録日2019年08月07日
収録データベースJASI, AGROLib

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