2017年から2018年の三河湾における2ヶ所の広域流域下水道の冬季リン管理運転が湾奥部の水質に与えた影響

2017年から2018年の三河湾における2ヶ所の広域流域下水道の冬季リン管理運転が湾奥部の水質に与えた影響

レコードナンバー927245論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013144NACSIS書誌IDAN10425954
著者名蒲原 聡
高須 雄二
湯口 真実
美馬 紀子
天野 禎也
石田 俊朗
宮脇 大
鈴木 智博
書誌名愛知県水産試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Aichi Fisheries Research Institute
発行元愛知県水産試験場
巻号,ページ24号, p.1-13(2019-03)ISSN09197494
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抄録三河湾沿岸に立地する広域流域下水道の矢作川および豊川浄化センターが,2017年11月から2018年3月に試験的に実施したリン増加運転が,地先海域の水質へ与えた影響を調査した。主な影響を以下に示した。・増加運転期間中の放流水の日平均リン濃度は,前年同時期と比べて矢作川浄化センターでは3.8倍,豊川浄化センターでは1.8倍であった。・増加運転期間中の放流水のリン累積負荷量は,前年同時期と比べて矢作川浄化センターでは4.1倍,豊川浄化センターでは2.0倍であった。・全リンに占めるリン酸態リンの割合は,矢作川浄化センターでは試験前の44.0%より高い82.0%,豊川浄化センターでは試験前の44.3%より高い63.0%であり,ノリや植物プランクトンが吸収できるリン酸態リンの供給量が大幅に増加した。・浄化センターの月別リン負荷量の最大は,矢作川地区では矢作川の1.7倍,豊川地区では豊川の1.3倍と試算された。・冬季渇水期には,矢作川および豊川各浄化センター放流口直近のケイ酸の濃度が矢作川および豊川の濃度を上回っており、浄化センターは珪藻類の生長に必要なケイ酸の供給に寄与していた。・矢作川および豊川各地区ともに放流水の流路の脇において,リン,窒素およびケイ酸の濃度が低く,クロロフィルaの濃度が高い海域が観測され,そこで栄養塩類を吸収して増殖した珪藻類が漁場や六条潟へ波及している状況が認められた。
索引語濃度;矢作川;放流水;豊川浄化センター;影響;リン酸態リン;浄化センター;矢作川浄化センター;ケイ酸;豊川
引用文献数12
登録日2019年08月07日
収録データベースJASI, AGROLib

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