キノアの立枯れの発生原因と抑制法に関する研究

キノアの立枯れの発生原因と抑制法に関する研究

レコードナンバー927354論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名磯部 勝孝
杉山 剛
片桐 基
石塚 千紘
田村 優実
肥後 昌男
藤田 佳克
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ88巻・ 2号, p.117-124(2019-04)ISSN00111848
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抄録立枯れはキノアの生育や収量に最も影響を与える障害のひとつである。キノアの立枯れに関する研究はキノア栽培が盛んな南米のアンデス地域では行われているが,環境の大きく異なる我が国においては過去に研究事例はない。そこで本研究では生育初期におけるキノアの立枯れの発生原因とその抑制法について検討した。立枯れ率は播種時期によって大きく異なったが,いずれの播種時期でも出芽直後から第4葉期まで立枯れが発生し,その後はほとんど発生しなかった。播種時期の違いによって立枯れ率に違いが生じた原因は気温や日照時間より降水量の違いによる影響が大きいことが明らかにされた。そして,立枯れ率は土壌水分が低いと低下することが明らかになった。このことから,キノアの立枯れを抑制させるには生育初期において土壌水分が過剰にならないようにすることが重要と考えられた。さらに,供試したキノア12品種の間には立枯れ率に明確な違いはなかった。立枯れた個体からはRhizocotnia属菌やFusarium属菌が見出され,立枯れの発生にはこれらの菌が関与している可能性が示唆された。薬剤散布で立枯れの発生が抑制できるか検討した結果,播種時にダコレート水和剤を1m2当たり2g以上を土壌の表面に散布すれば立枯れ率を抑制することができることが明らかになった。
索引語キノア;立枯れ;立枯れ率;発生;違い;生育初期;抑制;研究;発生原因;抑制法
引用文献数24
登録日2019年08月27日
収録データベースJASI, AGROLib

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