土壌中の養分利用性と微生物による酵素生産との関係
- レコードナンバー
- 927444
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00016779
- NACSIS書誌ID
- AN00352796
- 論文サブタイトル
- 資源配分モデルを中心に
- 論文タイトル(英)
- The relationship between nutrient availability and microbial enzyme synthesis in soils
- 論文サブタイトル(英)
- An emphasis on resource allocation model
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 藤田 一輝 ; 諸 人誌 ; 大塚 重人 ; 長岡 一成 ; 國頭 恭
- 誌名
- 土と微生物
- 別誌名
- Soil microorganisms
- 発行元
- 土壌微生物研究会
- 巻号ページ
- 73巻・1号,p.10-23(2019-04)
- ISSN
- 09122184
- 全文表示
- PDF(3171KB)
- 抄録
- 微生物が生産した,炭素・窒素・リンの獲得に関わる細胞外酵素活性の比が,微生物の養分要求性や環境中の養分利用性を反映するとした「細胞外酵素生産における資源配分モデル」という考え方がある。この資源配分モデルによると,微生物は自らの生産性を最大化させるために,環境中の養分利用性に応じて,炭素・窒素・リンの獲得に関わる細胞外酵素生産に資源を配分すると考えられる。土壌中における微生物群集による細胞外酵素生産と養分利用性との関係を資源配分モデルをもとに解析すると,リン獲得酵素では,畑土壌におけるアルカリホスファターゼの生産が,また森林土壌における酸性ホスファターゼの生産が,可給態リン酸濃度に応じて調節されていた。窒素獲得酵素としては,L-アスパラギナーゼとウレアーゼの生産が,交換性無機態窒素ではなく,潜在的に無機化可能な有機態窒素濃度により規定されていた。一方,通常窒素獲得酵素として扱われているプロテアーゼは,主に窒素獲得のためには生産されていないと推察された。また細胞外酵素活性の化学量論を,土壌中の養分利用性の指標として使用する上での有用性や問題点などを議論した。
- 引用文献数
- 128
- 登録日
- 2019年8月27日
- 収録データベース
- AGROLib ; JASI