北海道東部のミズナラ造林地における土壌の炭素および窒素の蓄積様式

北海道東部のミズナラ造林地における土壌の炭素および窒素の蓄積様式

レコードナンバー927779論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00006960NACSIS書誌IDAN00055178
論文副題連続した0~40年生林分を用いた解析
著者名大津 洋暁
菱 拓雄
田代 直明
井上 幸子
長 慶一郎
緒方 健人
馬渕 哲也
榎木 勉
書誌名九州大学農学部演習林報告 = Bulletin of the Kyushu University Forest
発行元[九州大學農學部附属演習林]
巻号,ページ96号, p.1-15(2015-03)ISSN04530284
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抄録本研究は0年生から40年生のミズナラ造林地において下層種であるミヤコザサを含む植生構造の造林後の林齢によって生じる変化が,土壌の炭素と窒素の蓄積,またC/N比に与える影響を評価した。下層種現存量は造林後7年目に極大値となる一山型分布を示した。一方上層種は調査期間中増加し続け,8年目以降は全ての林分において上層種が下層種を上回っていた。葉面積指数の変化から林冠の閉鎖が造林後12年目に起こっていた。林齢による土壌の炭素と窒素の蓄積は両方とも粗大有機物の集積するO層での変化が最も大きく,表層,深層の鉱質土の順に変化が小さくなった。O層で観察された変化は全て林分発達初期に起こっており,炭素蓄積量は造林後10年,窒素蓄積量は20年目まで増加した。O層の炭素蓄積量,および窒素蓄積量は上層木の着葉量との間に正の相関が見られた。O層の窒素蓄積量とC/N比は,下層種の現存量との間にそれぞれ負の相関,正の相関関係が見られた。一方,鉱質土層の窒素蓄積量はササの細根量と負の相関にあった。これらの結果から,林齢の増加に伴う林冠閉鎖や下層種の増減といった植生構造の変化が土壌の炭素および窒素の蓄積に影響を及ぼしていると考えられた。
索引語下層種;変化;窒素;炭素;土壌;O層;窒素蓄積量;蓄積;C/N比;増加
引用文献数64
登録日2019年10月11日
収録データベースJASI, AGROLib

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