農耕地に囲まれた市街域とそれに隣接した森林域における大気沈着量の比較

農耕地に囲まれた市街域とそれに隣接した森林域における大気沈着量の比較

レコードナンバー927797論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00006960NACSIS書誌IDAN00055178
論文副題北海道足寄町における事例
著者名智和 正明
村田 秀介
中村 琢磨
書誌名九州大学農学部演習林報告 = Bulletin of the Kyushu University Forest
発行元[九州大學農學部附属演習林]
巻号,ページ99号, p.32-35(2018-03)ISSN04530284
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抄録観測地点の立地条件による大気沈着量の違いを評価するために,北海道足寄町内の市街域とその付近に位置する九州大学北海道演習林内の森林域でバルク降水を2016年5月から12月にかけて月2回ごとに採取し,降水量,イオン成分(Cl-,NO3 -,SO4 2-,H+,Na+,NH4 +,K+,Mg2+,Ca2+)濃度,沈着量を比較した。観測期間中の総降水量は森林域で1,236mm,市街域で1,121mmとなり,森林域で10%程度多かったが,過去9年間の年間降水量では必ずしも森林域で多くはなかった。バルク降水のイオン成分濃度は森林域でK+とMg2+が市街域よりもそれぞれ10%,20%程度高かったが,それ以外のイオン成分濃度は同程度だった。総降水量とイオン成分濃度を乗じて計算した総沈着量は,総降水量が森林域で10%程度多いために森林域で増加した。このことから,市街域の規模が小さい場合,主に人為起源と考えられているバルク降水中のNO3 -やSO4 2-の濃度に立地条件が与える影響は小さい。そのため,沈着量は観測地点における降水量によって違いが生じ得る可能性が考えられた。
索引語K+;森林域;市街域;沈着量;総降水量;イオン成分濃度;大気沈着量;比較;降水量;濃度
引用文献数20
登録日2019年10月11日
収録データベースJASI, AGROLib

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