九州地域におけるマツノザイセンチュウ集団の遺伝的多様性と遺伝的構造

九州地域におけるマツノザイセンチュウ集団の遺伝的多様性と遺伝的構造

レコードナンバー927833論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20018854NACSIS書誌IDAA12003078
著者名張 涵泳
沖井 英里香
後藤 栄治
宮原 文彦
宮崎 潤二
前田 一
古澤 英生
宮里 学
吉田 茂二郎
白石 進
書誌名日本森林学会誌
別誌名日林誌
J. Jpn. For. Soc.
発行元日本森林学会
巻号,ページ101巻・ 2号, p.88-93(2019-04)ISSN13498509
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抄録九州の8地域に生息するマツノザイセンチュウの遺伝的多様性と遺伝的構造の解明を10個のEST遺伝子座の塩基配列多型を用いて行った。九州全域の遺伝子分化係数(G ST)は0.53で,全遺伝子多様度(H T=0.63)の半分以上が地域集団間に存在し,集団間に大きな差異があった。8地域集団のH Tは0.12~0.59であり,多様性に富んでいたのは,川内,新富,松浦,唐津(0.59,0.57,0.56,0.55)で,地域集団内におけるG ST(0.43,0.35,0.25,0.25)も高く,被害木内集団(亜集団)間に大きな差違があった。一方,多様性が特に低いのは,天草,宮崎(0.12,0.18)で,そのG STも小さく(0.01,0.02),亜集団間の違いは極めて小さかった。これらの2集団の形成には,ボトルネック/創始者効果が影響していることが示唆された。九州では地域集団が保有する多様性の二極化が進行していると思われる。
索引語多様性;ST;遺伝的多様性;遺伝的構造;九州;マツノザイセンチュウ;用いて;集団間;地域集団;九州地域
引用文献数31
登録日2019年10月11日
収録データベースJASI, AGROLib

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