エネルギー作物エリアンサスにおける分げつ形成の様相

エネルギー作物エリアンサスにおける分げつ形成の様相

レコードナンバー928079論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名金井 一成
佐藤 湧大
小泉 秀人
森田 茂紀
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ88巻・ 3号, p.187-192(2019-07)ISSN00111848
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抄録石油枯渇や地球温暖化への対応策として,バイオマスエネルギーの利用が注目されている。著者らは,エネルギーと食料との競合を避けるためセルロース系エネルギー作物として,エリアンサス(Saccharum spp.)に着目して栽培研究を進めている。エリアンサスはイネ科の多年生作物で,毎年,刈り株から再生するが,この過程における分げつ形成が高いバイオマス収量を支えている。本研究ではエリアンサス群落を構成する株を対象として,とくに生育初期における分げつ形成について解析を行った。その結果,再生株は発育形態学的に異なる3種類の分げつ,すなわち,枯死分げつ,旧分げつ,新分げつから構成されていることが明らかになった。株の再生時には,まず旧分げつが生育を開始し,それから少し遅れて新分げつが出現した。ポット栽培した材料を解剖して,分げつ芽の形成や生育の規則性について観察を行った結果,分げつ芽が動き出すためには,母茎の生育がある程度進む必要があることが示唆された。また,定点カメラによる写真撮影とコドラート法を利用して新分げつと旧分げつの形成位置を解析した結果,再生では株の周辺側に形成される分げつが多いこと,とくに新分げつでその傾向が著しいことが明らかになった。このような生育特性の結果,エリアンサスの株は年々,分げつ数が増えながら株が大型化していくものと考えられる。
索引語株;新分げつ;分げつ形成;エリアンサス;分げつ;生育;旧分げつ;結果;形成;再生
引用文献数25
登録日2019年11月14日
収録データベースJASI, AGROLib

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