アカアマダイ卵・仔稚魚の東シナ海から宮崎県沿岸域への輸送に関する粒子追跡実験

アカアマダイ卵・仔稚魚の東シナ海から宮崎県沿岸域への輸送に関する粒子追跡実験

レコードナンバー928149論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20015015NACSIS書誌IDAN10063434
著者名石川 和雄
伊藤 幸彦
中村 啓彦
仁科 文子
齋藤 友則
渡慶次 力
書誌名水産海洋研究
別誌名Bulletin of the Japanese Society of Fisheries Oceanography
発行元水産海洋学会
巻号,ページ83巻・ 2号, p.93-103(2019-05)ISSN09161562
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抄録東シナ海由来のアカアマダイ卵・仔稚魚の宮崎県沿岸域への輸送過程を,海洋同化システムの再解析値を用いた粒子追跡実験により調べた。主産卵季・産卵場である秋季・東シナ海陸棚縁辺から輸送される粒子のうち,平均的な着底時期とされる45日目に宮崎県沿岸域に到達したのは全体の0.01-0.7%で,その約90%が大隅海峡を経由,トカラ海峡経由は約10%であった。宮崎県への到達粒子数は,大隅海峡を通過する粒子数と有意な正の相関があったが,大量に到達する事例には黒潮小蛇行に伴う大隅分枝流の減速が関係していた。宮崎県沿岸に到達しなかったものを含め,太平洋側に出た粒子は全体の10.8%,日本海側に出た粒子は1.5%であり,88%は東シナ海に留まった。これらの結果より,東シナ海のアカアマダイは域内で再生産しつつ,日本沿岸に仔稚魚を供給していること,宮崎県沿岸に対しては大隅海峡が主要な輸送経路であることが示唆された。
索引語仔稚魚;アカアマダイ卵;粒子追跡実験;東シナ海;粒子;宮崎県沿岸域;到達;大隅海峡;輸送;宮崎県沿岸
引用文献数29
登録日2019年11月14日
収録データベースJASI

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