管理試料を用いた食物アレルゲンELISA検査(卵および乳)の不確かさ評価および内部精度管理

管理試料を用いた食物アレルゲンELISA検査(卵および乳)の不確かさ評価および内部精度管理

レコードナンバー928505論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00009680NACSIS書誌IDAN00117741
著者名桑原 香織
平尾 千波
平野 晃
書誌名食品衛生学雑誌
別誌名Journal of the Food Hygienic Society of Japan
Food hygiene and safety science
J. Food Hyg. Soc. Jpn.
Food Hyg. Saf. Sci.
食衛誌
Shokuhin eiseigaku zasshi
発行元[日本食品衛生学会]
巻号,ページ60巻・ 4号, p.113-118(2019-08)ISSN00156426
全文表示PDFファイル (883KB) 
抄録食物アレルゲンELISA検査(卵および乳)における,管理試料を用いた試験所内不確かさ評価と,得られた不確かさを指標とした内部精度管理手法について検討した。食物アレルゲンELISA検査の不確かさの主な要因を,検査キットのロットの違いによる不確かさ,測定日(回)の違いによる不確かさ,併行条件での繰り返しによる不確かさの3点とし,枝分かれ実験によって得られたそれぞれの要因の標準不確かさから合成標準不確かさを算出し,これに包含係数(k=2)を乗ずることによって当該検査の拡張不確かさを求めた。この結果,卵総タンパク質濃度13.4μg/gの試料および牛乳総たんぱく質濃度13.5μg/gの試料を測定した場合の拡張不確かさ(包含係数k=2)は,それぞれ1.9μg/g,1.8μg/gと評価された。次に,内部精度管理として,管理試料を用いた検査の有効性の判断手法と,検査精度を継続的にモニタリングする手法を検討した。前者においては,測定サンプルと併行して管理試料を測定し,その測定値が,得られた不確かさを指標として設定した管理基準内であるか否かを判定することで,検査そのものに問題がなかったか否かを簡便に確認することが可能となった。後者においては,管理試料の測定結果を記録してグラフ化し継続的にモニタリングすることで,試験所内検査精度が維持されているか否かを簡便に確認することが可能となった。卵も乳も経時的な数値の上昇や低減は見られず,測定値のばらつきは許容範囲内であり検査精度は維持されていると判断された。
索引語不確かさ;管理試料;卵;乳;食物アレルゲンELISA検査;試料;内部精度管理;測定;指標;検討
引用文献数8
登録日2020年02月03日
収録データベースJASI

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat