黒毛和種における強化哺育と粗飼料多給育成を組み合わせた素牛生産が哺育育成および肥育成績に及ぼす影響

黒毛和種における強化哺育と粗飼料多給育成を組み合わせた素牛生産が哺育育成および肥育成績に及ぼす影響

レコードナンバー928658論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20532068NACSIS書誌IDAA12712955
著者名小野 晴美
浅岡 壮平
林 武司
磯崎 良寛
家守 紹光
書誌名福岡県農林業総合試験場研究報告
別誌名Bull. Fukuoka Agric. For. Res. Cent
福岡農林総試研報
発行元福岡県農林業総合試験場
巻号,ページ3号, p.49-56(2017-03)ISSN21894876
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抄録黒毛和種雄牛において,哺育期に高蛋白質・低脂肪の代用乳を多給する哺育方法(以下「強化哺育」という)と,育成期に粗飼料を多給する育成方法(以下「粗飼料多給育成」という)を組み合わせた肥育素牛生産が,肥育期の増体および枝肉成績に及ぼす影響について調査した。試験区分は,強化哺育・粗飼料多給育成区(試験区)と通常哺育・通常育成区(対照区)の2区を設定し,供試牛は7日齢の県内産黒毛和種雄牛を試験区に5頭,対照区に6頭供試した。試験区は哺育期に高蛋白・低脂肪代用乳(乾物あたり成分: TDN108%,CP28%,EE18%)を最大1.2kg/日給与し,その後,育成期に全給与飼料中に占める粗飼料の割合を最大60%(現物)として給与した。対照区は哺育期に通常代用乳(乾物あたり成分: TDN116%,CP26%,EE26%)を0.5kg/日給与し,育成期には粗飼料割合を最大40%(現物)として給与した。飼養管理は両区の供試牛とも同様とし,29か月齢前後で出荷した。その結果,代用乳多給により多くの栄養を摂取した試験区の哺育終了時の体重・体格は,対照区より大きくなった。一方,育成期は,試験区の粗飼料給与量が多かったことから,栄養摂取量が少なくなり,増体も対照区より小さくなった。なお,育成が終了する39週齢到達時の平均体重・体格は両区に差はなかった。この素牛を同じ条件で肥育したところ,肥育期の増体は,肥育前期・中期では両区に差はなかったが,肥育後期および肥育期通算の増体量は試験区が対照区に比べ大きくなる傾向を示した。枝肉成績は,試験区の胸最長筋面積が対照区に比べて大きくなった。これらのことから,強化哺育と粗飼料多給育成を組み合わせて生産した素牛は,肥育期の増体性が向上し,胸最長筋面積が大きくなることが期待される。
索引語強化哺育;試験区;育成期;対照区;粗飼料多給育成;肥育期;代用乳;多給;以下;供試牛
引用文献数10
登録日2020年02月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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