‘させぼ温州’におけるシートマルチの有無および台木の違いが花芽分化に及ぼす影響

‘させぼ温州’におけるシートマルチの有無および台木の違いが花芽分化に及ぼす影響

レコードナンバー930011論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004168NACSIS書誌IDAA11608561
著者名西川 芙美恵
荒牧 貞幸
古川 忠
田中 加奈子
書誌名園芸学研究
別誌名Horticultural research (Japan)
発行元園芸学会
巻号,ページ18巻・ 4号, p.399-405(2019-10)ISSN13472658
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抄録カラタチ台あるいは‘ヒリュウ’台の‘させぼ温州’を用いて,シートマルチの有無と台木の違いが花芽分化促進遺伝子CiFTの発現量,花数および収量に及ぼす影響を4年間調査した。シートマルチの有無と台木の種類を要因に複数年のデータに対して分散分析を行った結果,CiFT発現量や花数において台木の違いやシートマルチの有無による有意差は検出されなかった。一方,それぞれの年における分散分析において,CiFT発現量では2013年と2014年で,花数では2013年から2015年の3年間で,シートマルチの有無により有意差が検出された。花数はシートマルチの有無に関わらず,多い年と少ない年を交互に繰り返す傾向を示したが,そのパターンはシートマルチの有無で逆になっていた。年による数量の変動を指数化した年次変動指数の比較では,マルチ区におけるCiFT発現量の年次変動指数が露地区のものに比べて有意に高かった。一方で,台木はCiFT発現量の年次変動指数に影響を及ぼさなかった。また,花数や収量の年次変動指数では,台木の違いやシートマルチの有無によって有意な差は検出されなかった。これらの結果から,‘させぼ温州’において,カラタチ台と‘ヒリュウ’台でCiFT発現量や花数に違いがないことが示唆された。また,シートマルチ栽培を連年で行った場合,毎年の花数や収量の変動は露地栽培のものと変わらないものの,CiFT発現量は露地栽培に比べて年による変動が大きくなることが示唆された。
索引語年;シートマルチ;有無;台木;させぼ温州;CiFT発現量;違い;年次変動指数;影響;カラタチ台
引用文献数22
登録日2020年03月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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