モンゴル農業における有機肥料と 化学肥料の収量への効果の比較

モンゴル農業における有機肥料と 化学肥料の収量への効果の比較

レコードナンバー930120論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005635NACSIS書誌IDAN00164184
著者名Altansuvd J.
Davaa L.
Solongo G.
中丸 康夫
笠島 真也
伊藤 博武
吉田 穂積
書誌名東京農業大学農学集報
別誌名Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture
Journal of agricultural science, Tokyo Nogyo Daigaku
東京農大農学集報
東農大農学集報
農学集報
東京農業大学農學集報
発行元東京農業大学
巻号,ページ64巻・ 2号, p.33-41(2019-09)ISSN03759202
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抄録モンゴルにおいて,施肥を行わない粗放的農地の拡大から土壌保全のための技術が求められている。そこでモンゴルの半乾燥地において,2010年から2013年にわたり行った,家畜糞を自給可能な肥料として使用する圃場試験について報告する。最初の圃場試験(Experiment-1)では,モンゴルで伝統的な粗放的農地管理下において,2010年から2012年にわたり,バレイショ,ライ麦,飼料用カブを家畜糞堆肥(ヤギおよび羊の糞)40Mgha-1y-1または化学肥料(90kgha-1y-1 of N,P2O5,and K2O) を使用して3年間栽培した。次の圃場試験(Experiment-2)では,より集約的に雑草除去を行う条件下で2013年に家畜糞堆肥を2ヶ月熟成したもの(2m-compost)および2年間熟成した堆肥(2y-compost)をそれぞれ20,40,60Mgha-1施用し,バレイショを栽培した。Experiment-1の結果,3年間の栽培において,土壌中可給態窒素量および収量は,ともに家畜糞堆肥において多く,化学肥料の施与効果は全く認められなかった。化学肥料の効果が認められなかった理由として,生育期間中の降水量の不足及び粗放的管理下における雑草によるストレスが考えられる。しかしながらExperiment-2の結果として,雑草除去を行う条件下では2y-compost施用下において無施肥区に比べ有意な収量増加が認められた。これは2y-compostの熟成期間が長くそれにより窒素含量も高かったことによると見られた。これらの結果から,モンゴルにおいて伝統的な粗放的農地管理下では,化学肥料,有機肥料の使用はともに収量向上に効果的でなく,一方で堆肥施肥は集約的な農地管理下で有効に収量を向上させうることが示された。
索引語化学肥料;Experiment;収量;粗放的農地管理下;compost;圃場試験;家畜糞堆肥;結果;効果;有機肥料
引用文献数18
登録日2020年03月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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