コーヒー抽出粕施用が硝化,脱窒,N2O発生に与える影響

コーヒー抽出粕施用が硝化,脱窒,N2O発生に与える影響

レコードナンバー930772論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名山本 昭範
水村 彩乃
秋山 博子
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ90巻・ 6号, p.443-450(2019-12)ISSN00290610
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抄録農耕地土壌への施用はコーヒー抽出粕の利用法の一つであるが,コーヒー抽出粕の施用が農耕地土壌におけるN2Oの発生や生成経路に与える影響は明らかでない。本研究は,農耕地土壌へのコーヒー抽出粕施用がN2O発生に与える影響,また,コーヒー抽出粕施用後の硝化および脱窒の変化とN2O発生の関係を明らかにするため野外ポット試験と土壌培養実験を行った。ポット試験ではホウレンソウを栽培し,両試験で施肥基準相当量の化成肥料を施用した。ポット試験の結果,コーヒー抽出粕施用あり(WC)のN2O発生は施用なし(NC)と比べて処理後5日から21日に大きく減少した。WCの積算N2O発生量(70日間)はNCよりも有意に低かった。処理後のWCのアンモニア酸化活性は実験期間を通してNCに比べて低かった。また,アセチレンブロック法によって,WCではNCよりもN2OからN2への還元が促進されたと考えられた。土壌培養実験において,処理後のN2O発生の変化は飽水度(water-filled pore space; WFPS)条件で異なり,WFPS60%におけるWCのN2O発生はNCに比べて増加したが,WFPS90%では減少した。一方,コーヒー抽出粕施用によって収量が減少する傾向が認められた。本研究のポット試験と土壌培養実験は,コーヒー抽出粕施用はアンモニア酸化の抑制とN2O還元の促進により農耕地からのN2O発生を削減する可能性があるが,その効果はWFPS条件により異なることを示した。
索引語N2O発生;ポット試験;WC;コーヒー抽出粕施用;影響;施用;農耕地土壌;土壌培養実験;減少;硝化
引用文献数41
登録日2020年07月02日
収録データベースJASI, AGROLib

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