DNAマーカーを利用した日本に現存するウルシ林の遺伝的多様性評価

DNAマーカーを利用した日本に現存するウルシ林の遺伝的多様性評価

レコードナンバー931009論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20018854NACSIS書誌IDAA12003078
著者名渡辺 敦史
田村 美帆
泉 湧一郎
山口 莉未
井城 泰一
田端 雅進
書誌名日本森林学会誌
別誌名日林誌
J. Jpn. For. Soc.
発行元日本森林学会
巻号,ページ101巻・ 6号, p.298-304(2019-12)ISSN13498509
全文表示PDFファイル (4101KB) 
抄録二つのDNAマーカー,EST-SSRマーカーとgenomic SSRマーカーを利用してウルシ林の多様性評価を行った。EST-SSRマーカーは次世代シーケンサーを利用して新たに開発した。得られたEST情報から2塩基または3塩基モチーフの一定繰り返し数以上を示した21領域にプライマーを設計した結果,最終的に8マーカーが利用可能であった。8EST-SSRマーカーおよび7genomic SSRマーカーを利用して,全国各地のウルシ林9集団から採取した377個体を対象として分析した。ウルシは,渡来種であり,クローン増殖が容易であることから遺伝的多様性の喪失が懸念されたが,遺伝的多様性は近縁種であるハゼノキよりもやや高く,著しい喪失は認められなかった。クラスター分析・主座標分析・STRUCTURE分析の結果は,集団によっては特異性が維持されていることを示す一方で,種苗が移動したことによる集団内の遺伝構造の存在を示していた。クローンの存在や小集団化に伴うボトルネックは限定的であり,現在のウルシ林を適切に保存すれば,ウルシ遺伝資源は維持できると考えられる。
索引語SSRマーカー;利用;ウルシ林;EST;DNAマーカー;結果;遺伝的多様性;喪失;維持;存在
引用文献数35
登録日2020年07月09日
収録データベースJASI, AGROLib

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