ブリの病原細菌の感染性に及ぼす腹腔内注射の影響

ブリの病原細菌の感染性に及ぼす腹腔内注射の影響

レコードナンバー931074論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008678NACSIS書誌IDAN00124667
著者名橋口 健太郎
稲見 佑子
大嶋 俊一郎
書誌名水産増殖 = The aquiculture
別誌名Aquacult. Sci.
Aquaculture Science
Suisanzoshoku
発行元水産増殖談話会
巻号,ページ67巻・ 4号, p.303-312(2019-12)ISSN03714217
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抄録養殖現場では感染症予防のために腹腔内へのワクチン投与が行われるが,この行為は生体にとってストレスとなり,生体防御能や感染症の感受性に影響を及ぼす可能性がある。そこで本研究では,ワクチン投与を想定し生理食塩水を腹腔内に注射した後のブリのストレス応答および生体防御能の変化を調べ,実験感染を行った。ストレス指標である血中コルチゾール濃度は腹腔内注射後に上昇し,白血球の貪食活性が低下するなど一部の生体防御能にも影響が認められた。さらに,腹腔内注射1時間後にそれぞれ3種類の病原菌を用いて実験感染を行ったところ,類結節症原因菌およびβ溶血性レンサ球菌症原因菌を感染させた腹腔内注射区の累積死亡率は対照区よりも有意に高い値となり,類結節症原因菌の鯉の付着菌数も,腹腔内注射区で対照区よりも多くなった。以上のことから,腹腔内注射はブリに対してストレスとなり,感染症による死亡率を高めることが明らかとなった。
索引語ブリ;影響;腹腔内注射;生体防御能;腹腔内;ストレス;感染症;ワクチン投与;類結節症原因菌;腹腔内注射区
引用文献数41
登録日2020年07月09日
収録データベースJASI, AGROLib

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