リンゴ急性衰弱症の発生抑制法の検討

リンゴ急性衰弱症の発生抑制法の検討

レコードナンバー931150論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015089NACSIS書誌IDAN00052373
著者名中村 太紀
高橋 藍
佐々木 真人
加藤 真城
岩舘 康哉
書誌名北日本病害虫研究会報
別誌名Annual report of the Society of Plant Protection of North Japan
北日本病害虫研究会報
発行元北日本病害虫研究会
巻号,ページ70号, p.101-104(2019-12)ISSN0368623X
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抄録岩手県では,2014年以降,主に県南部において,リンゴの若木で接木部周辺樹皮からの樹液漏出を伴う急性衰弱症が発生し問題となっている。病原菌と推定されるDickeya dadantiiは,接木部周辺の亀裂から感染している可能性が示唆されていることから,接木部周辺の樹幹部を物理的に保護することで,本症の感染を防止できるか検討した。感染の有無は本症の初期症状と考えられる樹液漏出の有無に基づき評価した。その結果,2017年度試験では,ポリエチレン製シートによる樹幹部の被覆処理でのみ発生抑制効果が確認された。2018年度試験では,ポリエチレン製シート被覆処理のほか,アクリル塗料塗抹処理でも発生抑制効果が認められた。しかし,ポリエチレン製シート被覆処理については,葉の黄化など樹体生育に対する負の影響がみられたことや,凍害の発生リスクを高めることから,実用的な本症の発生抑制法にはなり得ないと判断された。一方で,アクリル塗料処理は,リンゴの樹体生育に負の影響はみられなかったため,本症対策の一つになり得ると推察された。
索引語接木部周辺;本症;感染;発生抑制法;検討;リンゴ;有無;樹液漏出;樹幹部;ポリエチレン製シート被覆処理
引用文献数1
登録日2020年07月09日
収録データベースJASI, AGROLib

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