L型(低PK)肥料の連用による作物収量および露地野菜畑土壌の可給態リン酸,交換性カリ含量の変化

L型(低PK)肥料の連用による作物収量および露地野菜畑土壌の可給態リン酸,交換性カリ含量の変化

レコードナンバー931728論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20024696NACSIS書誌IDAA12170681
著者名上山 紀代美
書誌名神奈川県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Kanagawa Agricultural Technology Center
別誌名Bull. Kanagawa. Agri. Tech. Cent.
神奈川農技セ報
発行元神奈川県農業技術センター
巻号,ページ164号, p.11-18(2020-03)ISSN18813305
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抄録リン酸およびカリ成分を低減したL型肥料(N:P2O5:K2O=14:8:8)を,露地野菜畑で6年間13作にわたり連用し,コマツナ,ホウレンソウ,レタスの収量および土壌への影響を調査し,さらにL型肥料と有機物を併用した場合の施用効果を検討した。作物収量は,リン酸およびカリが蓄積した養分蓄積土壌では,L型肥料を連用しても高度化成を連用した対照区とほぼ同等に推移したが,リン酸およびカリの蓄積のない標準土壌では,L型肥料連用を続けると低下する傾向にあった。土壌中の可給態リン酸含量は,リン酸蓄積土壌では6年間の栽培期間中に低下したが,土壌診断基準値程度の標準土壌では低下は見られなかった。土壌中の交換性カリ含量は,土壌中のカリ蓄積量にかかわらず減少し,特に2年(5作)で土壌診断基準値の下限付近まで低下し,低下の程度はL型肥料連用の方が大きかった。有機物(牛ふん堆肥)を併用すると,土壌中のカリ含量は速やかに上昇し,特に,高度化成肥料との併用で土壌診断基準値を上回ったが,L型肥料区では土壌診断基準値内であった。以上のことから,露地野菜畑において,堆肥等の有機物を施用せずにL型肥料を施用する場合は2年程度とし,その後は有機物(牛ふん堆肥)と併用することが望ましいと考えられた。
索引語低下;L型肥料;有機物;併用;連用;リン酸;カリ;土壌;L型;低PK
引用文献数8
登録日2020年09月09日
収録データベースJASI, AGROLib

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