泌乳初期牛における低繊維飼料給与の影響と無線伝送式pHセンサーを用いた亜急性ルーメンアシドーシス診断の検証

泌乳初期牛における低繊維飼料給与の影響と無線伝送式pHセンサーを用いた亜急性ルーメンアシドーシス診断の検証

レコードナンバー932113論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012934NACSIS書誌IDAN10468072
著者名湯野川 景人
都丸 友久
諏訪 久仁子
櫛引 史郎
水口 人史
佐藤 繁
書誌名群馬県畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Gunma Animal Husbandry Experiment Station
発行元群馬県畜産試験場
巻号,ページ26号, p.1-10(2020-03)ISSN13409514
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抄録泌乳初期牛における飼料中中性デタージェント繊維(以下、NDF)含量と亜急性ルーメンアシドーシス(Subacute rumen acidosis; 以下、SARA)の発生の関連性を、無線伝送式pHセンサー(山形東亜DKK(株),水口)を用いて検討した。飼料中NDF含量32%に設計した低NDF飼料区(試験区)と、NDF含量36%の標準飼料区(対照区)を設定し、泌乳初期牛を用いた給与試験を行い、以下の結果を得た。1 第一胃液pHは試験区6.3、対照区6.5で試験区が低い値(P<0.01)を示し、試験区では第二胃胃液pHが6.3以下となる時間が分娩後7週で6.2h/日となり、分娩後7週までSARAが継続したと示唆された。2 飼料摂取量は分娩後4週以降で試験区の飼料摂取量が停滞し、分娩後7~10週の平均では試験区24.7kg/日、対照区26.0kg/日と試験区が低い値(P<0.01)を示した。3 乳量は試験区41.6kg、対照区38.8kgと試験区が有意に高い(P<0.01)結果となったが、分娩後4週以降で試験区の乳量減少割合が大きくなる傾向が見られた。乳成分では区間に有意な差は認められなかった。4 ルーメン液性状では総揮発性脂肪酸(以下、VFA)濃度に有意差は認められなかった。VFAのモル比率ではn-酪酸が試験区で高い傾向が見られ、SARAによる異常発酵が示唆された。アンモニア態窒素は分娩後7週において、対照区4.3mg/dl、試験区2.4mg/dlと試験区が低かった(P<0.05)。以上のことから、泌乳初期牛における低NDF飼料の給与はSARAの長期化を誘発し、長期的な生産性の低下を招くと示唆された。
索引語試験区;泌乳初期牛;以下;P&lt;VFA;示唆;無線伝送式pHセンサー;結果;値;飼料摂取量
引用文献数6
登録日2020年09月30日
収録データベースJASI, AGROLib

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