レトロトランスポゾン挿入多型を活用したDNAマーカーによる愛媛県育成イチゴ品種等の識別技術の確立

レトロトランスポゾン挿入多型を活用したDNAマーカーによる愛媛県育成イチゴ品種等の識別技術の確立

レコードナンバー932220論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20036495NACSIS書誌IDAA12400453
著者名井門 健太
書誌名愛媛県農林水産研究所企画環境部・農業研究部研究報告
別誌名愛媛県農林水産研究所研究報告(企画環境部・農業研究部)
Bulletin of the Ehime Research Insutitute of Agriculture, Forestry and Fisheries(Department of Planning and Environmet, Department of Agricultural Research)
愛媛農林水研研報
Bull. Ehime Res. Inst. Agric. Forest. Fish.
愛媛県農林水産研究所研究報告. 企画環境部・農業研究部)
発行元愛媛県農林水産研究所
巻号,ページ12号, p.1-8(2020-03)ISSN18837395
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抄録登録品種における不適切な栽培等が疑われる事例に迅速に対応するためには,品種の特定が可能であるとともに,当該品種と他品種を明確に区別することが短期間で可能な科学的根拠に基づく品種識別技術が必要である。イチゴ果実の形,色,大きさ,葉の形や大きさ,草型等の形質の比較により行われている従来の品種識別では,大きさや生育ステージを揃えた苗を同一の環境下で栽培して同一品種や異なる品種間の形質を比較する必要があり,品種識別には多大な労力と長時間を要する。そこで,イチゴにおいて開発されている品種識別を目的としたDNAマーカーのうち,迅速性,簡便性および再現性に優れる品種間のレトロトランスポゾン挿入位置の違いを多型として検出するDNAマーカー(retrotransposon based insertion polymorphism(RBIP)markers; 以下RBIPマーカー)を用いて,愛媛県育成イチゴ品種‘紅い雫’‘あまおとめ’を含む日本で栽培されている主要なイチゴ品種の識別技術を検討した。RBIPマーカーを11個使用することにより,‘紅い雫’‘あまおとめ’を含む32品種および‘紅い雫’‘あまおとめ’と交配親が同一の2系統の識別が可能となった。また,種苗法における育成者権の保護対象が種苗だけでなく,その収穫物にも及ぶことから,流通段階でのパック詰めイチゴ果実からガク片や果肉を採取し,分析することを想定して,果実のガク片や果肉(果皮を除く)から抽出したDNAを使用した結果,RBIPマーカーによる品種識別が可能であることが示された。
索引語品種識別;DNAマーカー;RBIPマーカー;栽培;大きさ;雫;あまおとめ;愛媛県育成イチゴ品種;識別技術;形
引用文献数25
登録日2020年10月29日
収録データベースJASI, AGROLib

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