侵入警戒を要するウイロイドの防除について

侵入警戒を要するウイロイドの防除について

レコードナンバー932812論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20041572NACSIS書誌IDAA12598816
著者名松下 陽介
書誌名JATAFFジャーナル = JATAFF journal
発行元農林水産・食品産業技術振興協会
巻号,ページ8巻・ 4号, p.25-30(2020-04)ISSN21874948
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抄録ウイロイドは一本鎖環状RNAのみからなる植物病原体であり,ポスピウイロイド属のほとんどは植物防疫法で検疫有害指定されている要警戒の重要病害である。本研究では当該ウイロイドの1種であるトマト退緑萎縮ウイロイドの国内への侵入を報告した。発生地では1万本以上の苗が廃棄処分となり,農林水産省の緊急対策事業が開始された。本事業においてTCDVdの生物学的特性を明確にし,防除マニュアルを作成することで,発生地のウイロイド根絶に成功した。また同属のジャガイモやせいもウイロイドの国内初発生を確認したことで,レギュラトリーサイエンス事業を開始し,4種ポスピウイロイドの宿主範囲・病徴等を調査して検疫上の侵入リスクを明らかにした。これらの成果から植物防疫法施行規則の改正がなされ国内防疫の強化に貢献した。加えてウイロイドの主な侵入経路である種子伝染機構を世界で初めて解明し,国内外の種苗業界における種苗検査体制の強化に寄与した。
索引語ウイロイド;発生地;開始;強化;一本鎖環状RNA;本研究;当該ウイロイド;トマト退緑萎縮ウイロイド;TCDVd;ジャガイモやせいもウイロイド
引用文献数12
登録日2020年12月11日
収録データベースJASI

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