平成30年7月豪雨災害により広島県で発生した土石流における森林の土砂流出減勢効果

平成30年7月豪雨災害により広島県で発生した土石流における森林の土砂流出減勢効果

レコードナンバー933076論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015507NACSIS書誌IDAN00125003
著者名野々山 一彦
池上 忠
山根 誠
書誌名水利科学
別誌名Water science
発行元水利科学研究所
巻号,ページ373号, p.21-42(2020-06)ISSN00394858
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抄録2018年7月5日から8日にかけて西日本を中心に全国的に広い範囲で記録的な大雨となった。この降雨を誘因として広島県内では土石流等の土砂災害による甚大な被害が生じた。一方で,土石流が森林内で停止し,道路・住宅等に大きな被害が及ばなかった箇所も確認されている。土砂流出防備効果の高い森林造成の基礎資料とするため,森林による土石流の減勢が確認された広島県東広島市の黒瀬地区と八本松地区において,森林および土石流の減勢・停止状況の把握を行った。調査の結果,土石流の停止区間付近における土砂の停止形態と森林の特徴は次のようであった。(1)森林による土砂流出の減勢は傾斜10°前後の区間で発現した。(2)大径木からなる林帯のみでなく,胸高直径が10cm程度の小径木が主体の林相においても土砂流出防止機能は確認された。(3)小径木主体の林相での土石流の停止形態としては,立木との衝突などでローブ(舌状の堆積地形)が形成され,その平坦面で後続土砂が減勢・迂回することを繰り返すものであった。(4)側方の立木による土石流流下幅の拡大抑制が確認された。
索引語土石流;森林;減勢;確認;被害;停止形態;林相;立木;前後;拡大抑制が確認
引用文献数1
登録日2020年12月22日
収録データベースJASI

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