本邦へのキクイモ(Helianthus tuberosus L.)の渡来時期の推定と普及過程に関する考察
- レコードナンバー
- 937090
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00014870
- NACSIS書誌ID
- AN0038751X
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 高梨 光法 ; 江頭 宏昌
- 誌名
- 農業および園芸 = Agriculture and horticulture
- 発行元
- 養賢堂
- 巻号ページ
- 96巻・3号,p.194-201(2021-03)
- ISSN
- 03695247
- 全文表示
- PDF(1738KB)
- 抄録
- 本邦ではキクイモは江戸時代の文久年間(1861~1864)に渡来したとされているが,このことについて歴史的事実を詳細に確認した報告はない。そこで本稿では渡来時期と普及過程に関する文献および史料の精査を行った。その結果,日本に初めて導入されたのは1861~1862年の横浜であった可能性が高いこと,キクイモを初めて試作した日本人は田中芳男で,元治元(1864)年であったこと,キクイモを最初に命名したのも田中で慶応元(1865)年であったことを明らかにした。また,幕末期から明治前期にかけての本邦での普及には官民双方の働きがあり,特に明治前期に学農社が発刊した『農業雑誌』が普及の役割を果たした可能性が明らかになった。加えて,山形県庄内地方では文献と図譜の両方によって明治10年代にキクイモが伝わっていたことを確認した。
- 引用文献数
- 41
- 登録日
- 2021年7月14日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib