種籾発芽力の早期検定法(1)

種籾発芽力の早期検定法(1)

レコードナンバー233845論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20009531NACSIS書誌IDAN00142283
論文副題早期栽培稲の発芽力
著者名長谷川 理成
井上 俊作
書誌名千葉県原種農場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Foundation Seed and Stock Farm
別誌名Bull. Chiba Found. Seed & St. Farm
千葉原農研報
発行元千葉県原種農場
巻号,ページ3号, p.7-11(1981-03)ISSN03875229
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抄録近年は、種籾の自家採種は減少し、種子更新率は急激に増加した。今後も増加の傾向にある。この種籾を安定的に供給するためには、その発芽力を早期に把握する必要がある。発芽力には、種籾の休眠性が強く影響し、その休眠性の程度は品種により、また、登熟環境により著しい差異がある。そこで、千葉県奨励品種の水陸稲12品種の早期・早植栽培により生産された種籾について検討しつぎの結果を得た。1. 種籾の発芽勢70%以上に達する時期は、品種によって異なった。収穫後の日数で、最も長期間を要した品種はコシヒカリの20週間、これにつぎホウネンワセ19週間、陸稲農林24号・ハヤヒカリの8~10週間、陸稲農林糯1号・トドロキワセ・サチミノリの5~7週間、オトメモチ・ツキミモチの3~4週間、トヨニシキの2週間であった。農林29号・信濃糯3号は最も短く乾燥終了時点で70%以上であった。長期間を要したコシヒカリ・ホウネンワセは、いずれも穂発芽難の品種であった。2. 発芽率90%以上に達する時期までを休眠期間とすると、その期間はコシヒカリの収穫後6週間が最も長く、ホウネンワセ・陸稲農林24号の3~4週間、ハヤヒカリ・サチミノリ・陸稲農林糯1号は2~3週間であった。トドロキワセ・トヨニシキ・農林29号・オトメモチ・信濃糯3号・ツキミモチは乾燥終了時点には既に休眠は覚醒していた。休眠性の浅い品種は発芽勢が高かった。休眠性は登熟環境により異なると言われるが、国際法の発芽判定での発芽遅延粒は、従来法では発芽粒と見なされることから休眠期間は短縮される。このことは、年次による休眠期間の変動を考慮に入れても、発芽力検定時期の早限と認められた。3. 以上の発芽力検定の早限を超えて発芽率を検定する場合には、休眠覚醒処理の必要がある。
索引語休眠期間;品種;種籾;休眠性;発芽力;早期;ハヤヒカリ;トドロキワセ;トヨニシキ;早限
引用文献数13
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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