ニホンカモシカ(Capricornis crispus)の骨格に関する研究(1)
- レコードナンバー
- 290027
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00013929
- NACSIS書誌ID
- AN00121352
- 論文サブタイトル
- 前肢骨について
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 松尾 信一 ; 森下 芳臣 ; 大島 浩二
- 誌名
- 信州大学農学部紀要
- 別誌名
- Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
- 発行元
- 信州大学農学部
- 巻号ページ
- 20巻・2号,p.173-192(1983-12)
- ISSN
- 05830621
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- PDF(2627KB)
- 抄録
- 長野県伊那および木曾地方のニホンカモシカ41頭(雄22頭,雌19頭)の前肢骨格について,解剖学的に調査研究を行なった。さらに,家畜のヤギ,ヒツジ,ウシの前肢骨との比較も行なった。骨の名称は,家畜解剖学用語(1981)に準拠した。1.カモシカの前肢骨は,肩甲骨,上腕骨,橈骨,尺骨,手根骨,中手骨,指骨,種子骨,および副蹄内の2個の小骨片から成り,それらの骨の各部位を確認し,図譜を作成した。2.カモシカの前肢骨格は,反芻動物の一般的な特徴を備え,概観的には,ヤギやヒツジの骨格に類似していた。また,ウシとは,骨格の大きさの差で区別できた。3.カモシカの肩甲骨では,次の部位でヤギやヒツジと区別できた。肩甲棘の起立の状態,肩甲棘結節,肩峰,肩甲頸,関節窩,窩切痕,関節上結節,鳥口突起,栄養孔の位置および遊離縁の形態。4.カモシカの上腕骨では,次の部位でヤギやヒツジと区別できた。大結節,小円筋粗面,三角筋粗面,大円筋粗面,外側上顆稜,肘頭窩,鈎突窩と橈骨窩および栄養孔の位置。5.カモシカの前腕骨でも,次の部位でヤギやヒツジと区別できた。近位前腕骨間隙,橈骨体の形態,橈骨の栄養孔の位置,尺骨の肘頭,鈎状突起,尺骨体の幅および橈骨と癪骨のゆ合の状態。6.カモシカの手根骨は,ウシ,ヤギ,ヒツジのものに類似していた。しかし,カモシカの副手根骨は,ウシと異なり,ヤギやヒツジに類似していた。7.カモシカの中手骨の中で,第五中手骨は,調査したものの約1/3のもので存在していた。8.カモシカの指骨は,ヤギやヒツジのものに類似して細長かった。一方,ウシのものは,太くて短かった。
- 引用文献数
- 6
- 登録日
- 2011年3月5日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib