長期間畑転換した復元田の水稲に対する窒素施用法

長期間畑転換した復元田の水稲に対する窒素施用法

レコードナンバー482491論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名駒塚 富男
和田 潔志
太田 恒男
深山 政治
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ34号, p.1-12(1993-03)ISSN05776880
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抄録肥沃度中程度の壌土の湿田で,麦-大豆を8年間栽培した後,再び水田に戻した復元田において,水稲の安定栽培法を明らかにするため,耐倒伏性の異なる初星とコシヒカリを供試して,特に窒素施用法について検討した。その結果は以下のとおりであった。1. 復元田は復元時には酸化的な土層が連作田より厚かったが,3作終了時ではグライ層の出現位置が連作田とほぼ同じになった。2. 水稲の窒素吸収量は,復元1年目では生育初期から連作田より多くなり,幼穂形成期以降は急激に増加した。その増加割合は復元1年目が顕著に大きく,復元2,3年目と徐々に小さくなるが,上記の傾向は依然として認められた。3. 復元田における無窒素栽培では穂数,一穂籾数が増加するが,成熟期の生葉数および生葉の窒素含有率が高く維持され,登熟歩合が低下しないため,耐倒伏性強の初星では連作田より増収した。しかし,稈長が伸びた。4. 復元2,3年目の穂肥の施用は基肥窒素量を減らした場合,穂数の減少を抑えるために有効であるが,連作田と同時期の施用は稈を伸長させた。5. 早期中干しは窒素吸収量を制御し,穂数を抑えて,倒伏軽減に高い効果を示した。6. 復元田では,品種や復元後の年数に対応して,施肥窒素の減量や水管理を変える必要があった。7. 長期間畑転換した復元田は3年後でも窒素施用量を減らす必要があった。特に耐倒伏性の弱いコシヒカリでは1年目の導入を控え,2年目からは早期中干しを組み入れた栽培が有効であった。
索引語復元田;穂数;連作田;水稲;耐倒伏性;早期中干し;長期間畑転換;窒素施用法;施用;増加
引用文献数14
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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