担子菌類の酵素プロファイルとそのバガス分解プロセス

担子菌類の酵素プロファイルとそのバガス分解プロセス

レコードナンバー621476論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014871NACSIS書誌IDAN00194108
著者名山田 豊
中山 惠美子
後藤 正和
ほか4名
書誌名日本草地学会誌
別誌名日本草地学会誌
Japanese journal of grassland science
Glassland science
Journal of Japanese Society of Grassland Sciences
Journal of Japanese Society of Grassland Science
発行元日本草地学会
巻号,ページ46巻・ 3-4号, p.265-273(2000-12)ISSN04475933
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抄録トキイロヒラタケ(Pleurotus salmoneostramineus)とアラゲキクラゲ(Auricularia polytricha)を子実体原基を誘導せずにバガス培地で60日間培養し,バガス成分分解率(粗タンパク質,セルロース,ヘミセルロース画分の構成単糖類,ウロン酸,アセチル基,酸性デタージェントリグニン,エステル型ならびにエーテル型フェノール酸),ならびにバガス細胞壁への作用機作をフィールドエミッション走査型電顕法,透過型電顕法,紫外線顕微分光法によって比較検討した。また,稲わら(Oryza sativa L.)とバガスを主要炭素源とした「固形-液体」培養時におけるβ-グルコシダーゼ,カルボキシメチルセルラーゼ,キシラーゼ,ペルオキシダーゼ活性を菌体放出型と菌体付着型に分けて調査した。トキイロヒラタケはその菌糸をさとうきび細胞壁に貫通させ菌体付着型酵素を発現させて分解作用することが,PATAg染色や過マンガン酸染色に対する高い反応性としてTEM観察された。また,トキイロヒラタケによる細胞壁構造の横断的な分解プロセスは,ヘミセルロース構成単糖類の非選択的分解性と一致した。一方,アラゲキクラゲ培養では,菌糸に非接触なバガス細胞壁においても過マンガン酸染色に強い反応を示す中心部と,PATAg染色に強い染色を示す周辺部から成るスポットが認められ,これは菌体放出型酵素の発現が高いことと一致した。これらの結果に基づいて,担子菌培養によるイネ科藁稈のルーメン消化率の改善効果を高めるための菌種選択の要件について議論した。
索引語細菌;酵素;粗飼料;細胞壁;分解
引用文献数35
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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