早期離乳が母豚(経産豚)の繁殖性に及ぼす影響に関する研究

早期離乳が母豚(経産豚)の繁殖性に及ぼす影響に関する研究

レコードナンバー621550論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015242NACSIS書誌IDAN00142410
論文副題授乳日数とその間の体重減少が,その後の繁殖性に及ぼす影響
著者名染井 英夫
神山 佳三
丸山 朝子
ほか4名
書誌名千葉県畜産センター研究報告 = Bulletin of the Chiba Prefectural Livestock Experiment Station
発行元千葉県畜産センター
巻号,ページ24号, p.11-17(2000-11)ISSN03865673
全文表示PDFファイル (704KB) 
抄録早期離乳隔離飼育法において、子豚の損耗防止や発育改善の経済的メリットを維持しつつ、早期離乳による母豚の繁殖能力の低下を回避し得る効率的な離乳日齢を確認する目的で、経産豚の離乳日数を14、18、21日の3区に分けて母豚の損耗、離乳後の発情回帰日数と受胎成績、次産分娩成績を調査し、離乳の早期化が母豚の繁殖性に及ぼす影響ならびに繁殖能力の低下を防止する要因を検討した。 1.必要水準のDE要求量を摂取している母豚においては授乳期間の長短による体重減少差はみとめられないが、14日齢区において、DE不足時の体重減少差が大きく、DE100%摂取群との間に1%水準で有意な差がみとめられた。 2.14日齢離乳区は対照区(21日齢離乳)に比べて発情回帰日数が遅延することなく、この日齢までの短縮によるマイナスの影響は現れなかった。また、受胎率にも差がなかった。 3.母豚の授乳期体重減少率と発情回帰日数の間に有意な正の相関(r=0.3731、P<0.01)があり、体重減少が発情回帰を遅らせる主要因の1つであることが推察された。また、授精後の再発情も含めて体重減少の増大が分娩間隔日数を有意に長期化させた。 4.授乳期の体重減少率3%以上の母豚群は3%未満の群と比較したとき次産分娩での異常産子の発生率が有意(P<0.05)に高かった。 以上の結果から、14および18日齢の離乳は次回の繁殖性への影響として大きくマイナスに作用することはなかった。しかし、その場合でも授乳期中の母豚の体重減少が離乳後の発情回帰を遅らせる主要因であり、その許容範囲は2~3%以内が理想的と考えられた。 特に産次の浅い若齢の母豚は十分なエネルギー供給を確保して体重減少を抑制する必要があると考えられた。
索引語ブタ;繁殖;離乳;泌乳;体重
引用文献数8
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat