試料区画に出入りする個体数の経時変化に関するロジスティック曲線の全係数を用いたブリに対する釣餌の誘引効果の評価
試料区画に出入りする個体数の経時変化に関するロジスティック曲線の全係数を用いたブリに対する釣餌の誘引効果の評価
レコードナンバー | 621603 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00008678 | NACSIS書誌ID | AN00124667 |
著者名 | 宮崎 泰幸 原田 勝彦 前田 弘 | ||
書誌名 | 水産増殖 = The aquiculture | ||
別誌名 | Aquacult. Sci. Aquaculture Science Suisanzoshoku | ||
発行元 | 水産増殖談話会 | ||
巻号,ページ | 48巻・ 4号, p.609-614(2000-12) | ISSN | 03714217 |
全文表示 | PDFファイル (61KB) | ||
抄録 | 釣り餌素材の水抽出液をしみ込ませたガーゼのある区画に出入りする累積個体数にロジスティック曲線をあてはめ,求められた曲線の係数の各々が表す意味からブリに対する摂餌誘引効果を多角的に評価した。係数の間には有意とみなせる相関を示す組み合わせが多く,目的とする特性以外にも注意しなければならないことが分かった。また,1つか2つの飼料に関する係数が離れているため相関が有意とみなせなかったが,それを除くと有意とみなせる相関を示す組み合わせも多かった。さらに,その直線関係から離れた素材は特徴的な摂餌誘引特性を持っているので餌選択の指針となることが明かとなった。こうした素材の例として,ベッコウカサガイおよびヘイケガニが挙げられ,これらの素材はブリを長時間かかって多数誘引する特性を有しているため,そのような特性が活かされる漁法には適しているが,短時間に集魚しようとする釣り餌としては必ずしも適切であるとは考えられない。 | ||
索引語 | ブリ;釣り漁;餌料;誘引;効果;評価;試験法;数理モデル | ||
引用文献数 | 19 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |