ダイズ害虫ウコンノメイガ,Pleuroptya ruralis(Scopoli)の生態と防除に関する研究(4)

ダイズ害虫ウコンノメイガ,Pleuroptya ruralis(Scopoli)の生態と防除に関する研究(4)

レコードナンバー621676論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00009235NACSIS書誌IDAN10055822
論文副題夏世代個体群の動態
著者名成瀬 博行
書誌名富山県農業技術センター研究報告
別誌名Bulletin of the Toyama Agricultural Research Center
Bull.Toyama.Agric.Res.Ctr.
富山県農技セ研報
発行元富山県農業技術センター
巻号,ページ19号, p.31-40(2000-12)ISSN0913915X
全文表示PDFファイル (921KB) 
抄録ウコンノメイガの個体群動態を解明するため、1980年~83年に調査した延7か所のダイズ圃場における発生消長のデータを用いて生命表を作成した。 他の多くの事例と同様に、卵期を除いてほとんどの死亡要因を明らかに出来なかった。卵期では、寄生蜂による死亡が主な死亡要因で、寄生率は20~40%であった。幼虫期や蛹期には、ゴミムシ類やスズメによる捕食がしばしば観察されたが、これらによる捕食率を明らかにすることはできなかった。全発育期間を通じて生存率が高く、特に昆虫としては例外的に、生存曲線の前半で高かった。 VARLEY and GRADWELL(1960)のKey factor analysisにより、幼虫後期の捕食を含む各種要因が主要な死亡要因であることが明らかになった。一方、SOUTHWOOD(1966)の方法により、幼虫および羽化成虫の密度を決定するうえで産卵数とその後の死亡のどちらが重要か評価したところ、前者の重要性が明らかになった。さらに、卵の密度は、増殖率ではなく、成虫の飛来数により決定されることが判明した。また、成虫飛来数と増殖率との間には密度依存関係があることがわかった。 以上の結果、ウコンノメイガの密度は、圃場ごとの成虫飛来数によって決定されることが明らかになった。
索引語ダイズ;メイガ科;個体群;動態
引用文献数20
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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