上場台地における土地改良事業の展開過程と農村変化

上場台地における土地改良事業の展開過程と農村変化

レコードナンバー622073論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014461NACSIS書誌IDAN1050372X
論文副題佐賀県肥前町を事例に
著者名北島 郁男
五十嵐 勉
書誌名海と台地
別誌名Marine and Highland Bioscience Center report
Marine & Highland Bioscience Center report
佐賀大学海浜台地生物生産研究センター報告
発行元佐賀大学海浜台地生物生産研究センター
巻号,ページ12巻・ p.15-25(2000-12)ISSN13415344
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抄録本稿は,佐賀県北西部に広がる「上場台地」における近年の土地改良事業の展開過程と土地改良前後における農村景観,土地利用,および営農環境の変化を,肥前町を事例に考察するものである。上場台地における土地改良事業は,松浦川からの揚水によって乾燥した台地面の畑地灌漑を進め,農道の整備や交換分台による区画整理を行うことによって,農業の近代化を進めるものであった。これによって,台地面では機械化や営農規模の拡大が進み,施設園芸農業の展開がみられた。その一方で,大規模な土地改良事業によって,土地改良以前において台地環境への適応形態として形成された多様な樹種からなる防風林や里山といった農村生態系や,多様な作物選択の結果としての土地利用景観の多くが失われた。また,土地改良事業によって農民の階層分化や農地の流動性は高まったが,整備された農地や豊富な用水を活かしきれない零細な農家の存在や,兼業化や高齢化の進展など計画当初に想定された営農環境の激変を背景とする農家の負担金問題などが大きな課題として残されている。
索引語佐賀県;土地改良;農村;歴史;事例研究;土地利用;農業経営;費用;高齢化
引用文献数24
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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