モモ果実のフェノール含量とL-フェニルアラニンアンモニアリアーゼ活性に及ぼす台木の影響

モモ果実のフェノール含量とL-フェニルアラニンアンモニアリアーゼ活性に及ぼす台木の影響

レコードナンバー622153論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名久保田 尚浩
薬師寺 浩子
西山 範子
ほか2名
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ70巻・ 2号, p.151-156(2001-03)ISSN00137626
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抄録モモ果実の渋味発生に及ぼす台木の影響を明らかにするため,共台(寿星桃または長野野生桃),ユスラウメ台およびニワウメ台に接いだモモ6品種の成熟果実についてフェノール含量を比較した.果実の全フェノール含量は,供試した全ての品種において共台樹よりもユスラウメ台樹で多かった.しかし,台木による差は品種によって異なり,'さおとめ','八幡白鳳'および'千曲'で小さく,'山陽水蜜','瀬戸内白桃'および'ゴールデンピーチ'で大きく,特に'ゴールデンピーチ'ではユスラウメ台樹が共台樹の5倍以上であった.'山陽水蜜'の場合,ニワウメを台木とした果実の全フェノール含量はユスラウメ台樹よりも多かった.全フェノール含量の多い品種や台木では高分子フェノール含量も多く,また全フェノールに占める高分子フェノールの割合は全フェノール含量の多い台木で高かった.共台とユスラウメ台の'山陽水蜜'樹を供試し,果実発育期間を通してフェノール含量,L-フェニルアラニンアンモニアリアーゼ(PAL)活性およびフェニルアラニン含量を調査した.果実発育期間中の全フェノール含量と高分子フェノール含量の変化の様相は,両台樹ともほぼ同じであったが,ユスラウメ台樹では果実発育期間を通して共台樹よりも多く,特に第2期の増加が大きかった.PAL活性は,両台樹とも果実発育第1期に高く,特にユスラウメ台樹で高かった.果実発育第2期以降のPAL活性は低く,台木による差もみられなかった.ユスラウメ台樹では果実発育第1~2期のフェニルアラニン含量が共台樹よりも少なかった.
索引語モモ;果実;フェノール;アミノ酸;酵素;台木;味
引用文献数30
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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