かんきつの炭水化物分析における超音波洗浄機とポリアミドを用いた簡易迅速な前処理法

かんきつの炭水化物分析における超音波洗浄機とポリアミドを用いた簡易迅速な前処理法

レコードナンバー622230論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016115NACSIS書誌IDAN00243553
著者名大田 勉
書誌名山口県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Yamaguchi Agricultural Experiment Station
別誌名Bull. Yamagushi Agric. Expt. Stn
山口農試研報
発行元山口県農業試験場
巻号,ページ51号, p.48-54(2000-03)ISSN03889327
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抄録酵素による炭水化物分析法のために超音波洗浄機とポリアミドを用いた簡便な前処理法を検討した。この前処理法と酵素による炭水化物分析法を組み合わせることにより、簡便迅速に作物中(カンキツ枝、葉、根)の糖及びデンプンの抽出と測定(定量)を行うことができる。 1 槽内温度50℃の超音波洗浄機を用いて糖の抽出を行ったところ、80%エタノール3回抽出の常法と抽出糖量に差は認められなかった。 2 3gのポリアミド充填ガラス管に抽出液を通すことにより抽出液の着色を除くことができた。この処理は、最初の2mlを除くと糖濃度や組成に影響しない。 3 ヘキソキナーゼ・グルコース-6-リン酸脱水素酵素系の酵素法と組み合わせることにより簡便に糖とデンプンの分析が可能である。糖はグルコース、フルクトース、シュークロース、マルトースの4種類の糖の分別定量又はその合量が測定できる。 4 4種類の糖の合量値(グルコース換算)は、枝及び根で約1.8%、葉で約3.5%以上含有する場合には、作物(ウンシュウミカン)の部位に関係なく全糖の約85%の値を示した。 5 本法は多量の試料を処理することが可能なため、従来法に比べ1点当りの分析時間は糖で約1/10、デンプンで約1/5に短縮できる。
索引語柑橘;炭水化物;分析;前処理
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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